第6話 私は月夜に嫉妬する
二人の世界すぎて話を回すのがたいへんです笑笑
放課後になって部活が始まる。
「け、剣道部か」
私には向いてないと思うけどね…………
月夜は部屋にある剣道関係のもので気づいていただろうし、聞いていただろう。
「そうよ……月夜は強かったんだよ」
事故に遭う前は強かった……誰よりも。
わたしはずっと、見てるだけ。
いくら、 練習してもか細い私の手では強くはなれないけど。
「天羽先輩ー!」
後ろから月夜に抱きつかれていた。
えっ! えっ!
いきなり…そんな!
小柄で短めのポニーテールの愛らしい少女。
そう、私の敵の一人、後輩の桃瀬小春。月夜にあこがれて付きまとっている……そして、月夜もなつかれて悪い気はしていない。
「えっ、ダレ、あっ、桃瀬さん?」
とまどう月夜。名前はちゃんと覚えていたみたいだ。
彼女なら、毎日病室行っててもおかしくない。
「小春でいいですよ~先輩」
私の視線に小春は見せつけるようにわらう。
「むふふふ」
昔はこの表情にいつもイラ立っていたけど、今の私は恋人だから私……
キャッキャしてても私は余裕……なんて……
いらだちを隠しせておく。
練習は始まっているのに、桃瀬がいるのはわざとだろう。
そのあざといところはムカつく。
私たちは許可をとって遅れているけど、桃瀬はしてないだろうな
私は月夜の手を引き、剣道場に向かう。
「あっ、先輩!」
「行くよ! 桃瀬も早くしないと怒られるよ」
剣道場に入ると、熱気が包む。
いっきに、一致して生徒たちが竹刀をふるう。
『メ―――――ン――――――!』
剣道場では飛びこみ面の練習をしているところだった。
わかる。この空気に私は居心地が悪くなる。けど、月夜は少しだけ懐かしい空気に笑みをうかべていた。
そっか、月夜はこの空気が好きなんだ。
剣道場に入るだけで、月夜の周りに人が集まっていく。心配もあっただろうが、本当に人気者だ。
「月夜!」
「天羽さん!」
「天羽先輩」
皆それぞれの呼び方で月夜の周りに集まっている。
みなが、月夜に期待しているのが、本当にすごくわかってしまう。
才能の差とか、わかっているけど、私は才能がなくて。なんにもなくて、私は月夜についていって剣道をしているだけ。
少しだけ悲しくなってしまう。
「桃瀬さん、貴方は遅れていいとはいってないわよ」
案の定、桃瀬さんは怒られている。
いい気味だ。
「それと、二人とも早く着替えなさい。香坂さんは天羽さんのリハビリ練習に付き合って」
「はい!」
先生の提案に乗るように私は返事した。
う~ん~~約得役得♪
「まって! 天羽さん。私と模擬戦しない?」
いきなりの無茶振りを提案したのは宍戸先輩だ。
つい最近まで、ベットで寝てたのにきついんじゃないの。
「退院あけは、危ないから」
先生も止めるが、宍戸先輩は引きさがらない。
「大丈夫、手加減しますから」
カラカラと笑う先輩。
皆がオロオロする中でも先輩は変わらない。
私だったら、あわてて恥をさらすだろうし、けがをしてしまう…さすがに月夜でも危ないんじゃ……
「ちょっと。さすがに早いで」
慌ててる私にだったけど、わかる。
今、月夜は火がついた。
「やりましょう……先輩?」
あちゃ~見る気満々だ。
今日は軽いリハビリのつもりなのに、先輩は待ちきれなかったみたいだ。
こうして、先輩と月夜の模擬戦がすぐに決定してしまった。
本当に大丈夫なの……月夜の勇姿はみられるのはうれしいけど本当に大丈夫?
剣道部始まりましたね。つぎは月夜の試合を始まります。ライバル後輩の小春も登場です。生死をかけた戦闘シーンもかきい病が笑笑。




