第3話 私は月夜を守りたい
じつは朝日と月夜の部屋のイメージがありますが、今のところ、月夜の部屋に行く話が笑笑
朝日はクールな優等生ふりをしてますが内面乙女です。
私は軽く手鏡をみてる。
「たぶん。気にしないと思うけど」
いつも着ている制服だけど、記憶をない月夜にとっては初めてかも。
そう思うとドキドキする。
何時もより長くケアーをした髪に目立たない程度のピンクのリップクリーム。
そろそろ残暑が終わり、夏の制服も衣替えの季節。
薄手のグレーのカーディガンと制服というふつうによくあるコーデ、カーディガンはちょとしたブランド物。
特に お気にいりのヒマワリの髪留め……ヒマワリの花言葉は『私はあなただけをみつめてる』けど、月夜は気づかない……
「鈍感だし……ね」
それでも、私は好きだった……ちゃんと告白はしてない……
けど、私たちは恋人になれたのだから……
「おはよう、朝日」
輝く朝焼け、私と同じ名前の太陽、私とは真逆でなんとなく月夜のほうが似合っている。
けど、月夜の整った顔立ちから名前の印象通りだ。
私は太陽も月もどちらも似合わない。
こんなネガティブな私が朝日で、明るくてステキな貴方が月夜なのか、名付けた親はミスマッチだ。
「うん。おはよう……月夜」
私は髪をいじり挨拶をかえした。
恋人になって、初登校に……
ドキドキする。
私って、こんなにオトメだったかな。
チラリと月夜を、みてみる。
「どうしたの、朝日?」
ふと、のぞきこむ月夜のしぐさに私はドキッとしてしまう。
気付くと月夜も顔が赤くて、これは朝の太陽せいじゃない……
いつもの気安い友達じゃないんだから。
「……恋人なんて、どうしていいのかわからなくてさ」
そんなことをいう月夜に私は表情を崩してしまった。
「あっあああああ!」
なに、なに、この感じ。
いつも、こんなんじゃなかった……
月夜は明るくて、優しいけど鈍感でがさつなはずなのに、
「あ、朝日?」
気絶するかと思った……
月夜は困ったように私を見てる。
おかしな、声をあげてしまった。
「なんでもない。なんでもない」
「……そう」
不審そうに月夜は私をみている。
しばらく、私たちは学校へとむかって歩き出す。
その間に言葉はない。
今まで、友達だった私たち……いきなり恋人になる。
ねぇ、恋人って何するの?
思考がぐるぐる回る。
「質問していい」
月夜はスカートの前で手を組みモジモジしている。
なにか聞きたいことがあるみたいだ。
「なに……月夜?」
よくみると、月夜の顔がめちゃくちゃ赤くなっていた。
なに、なに。えっ。
「あのさ、ききにくいんだけどさ……」
私は首をかしげながら、月夜の言葉を待つ。
ドキドキする。告白される前ってこんな感じなの……わからない。
「私たちって……キスってしたのかな……」
いま、なんて、思考が途切れる。
そうだ。そうだ……キスだ。キス……えっ、キスを…
私は一気に体温が上がっていく、頭が暴発してしまう。
「してない! してない! まだ、してない……から」
私は今までにない程に腕を振り回している。
部活以上に信じられないほどに腕を振り回してしまう、
「そうなの……私たちって……どこまで……したのかなって……考えちゃってさ……」
なんて、そんなことを、顔をさらして、恥ずかしがる月夜をみて私は気づいてしまった。
そうだ、月夜は記憶がなくて、考え込んでしまっていたんだ。
今までのことを何もわからない月夜、いつも、私が守られていたのに、今は頼るのは私だけ……
簡単なことにも気づかなかった。
私が月夜を守らないと。
そう思うと、私は月夜の手を握る。
「ねぇ、月夜。これぐらいなの」
といいつつ、恋人として初めて月夜の手をつなぐ。
月夜は息をのみ、目を丸くしてる。
「そっか、私って奥手なんだね。こんなにかわいい恋人がいるのに」
なんで、こんな事を素で言えるかな! 私は耳まで赤くしている。
「私たち、周りには隠してるから、ふつうの友達みたいな感じで。私がそばにいるから月夜は大丈夫」
そんな事を早口で口にしてしまう。
月夜は優しくほほえんでいる。
本当は友達から、すべてを吹き飛ばして恋人になってしまった……私たち……今チクリと罪悪感を感じていた。
元も進めないといけないと思いつつ忙しくて大変なので、こちらでも更新はつづけていきます。
恋人との登校って青春だな。百合カプいいな。キス! 月夜に驚き。




