第18話 私は月夜に………
ここが転換シーンですね。このネタとか全部解決できるかしんぱいです。
朝練での部活は激しい。
いきなりの素振り百回から始まる寝ぼけ眼にはきつくて息があがる。
「ハァハァ…」
私の体力の低くくて、泣けてくる。
しかし、月夜はまた小春と切り返しをウキウキと行っていた。
私もヘロヘロと切り返す。
「朝日、どうした?」
小手のうちの合間に、先輩がたずねる。
そうだ、彼女は月夜が戻ったから試合でれなくなった先輩の後藤先輩だ。
「ただの寝不足です」
私は先輩に敬語でこたえた。
先輩は笑声でかえしてくれた。
いい先輩だな
「そう、気をつけてよ」
愛想笑いでも誤魔化しきれない息切れ。
そんな。私の体力のなさに後藤先輩も困っているようだ。
彼女は月夜をみていた。
みなに好かれているけど、彼女の目には嫉妬心が強く見えている。
今までの努力が報われなかった彼女がねたむ気持ちはわかる。
「彼女は太陽のようね……なんでなの」
そんな言葉を口にする。
憧れている人も嫉妬する人も同じように月夜を見ていた。
わかる気がする。私は月夜に指導を受けてる小春をながめる。
彼女は真面目に真剣に強くなろうとしている。
「小春……上手くなってる。その踏み込み! 忘れないで!」
小春はあの月夜の体力にきそいりあってた。
私もあぁして、いつでも月夜のそばにいたかったのに……そばにいるのにも才能がいるんだな。
ふと、後藤先輩の顔をみる。
宍戸先輩よりは下級生に優しいけど、月夜のような人気はない。
こんなふうに休ませてくれるのはうれしいけど。
「続けようか」
後藤先輩のおめこぼし休憩は終わり。
まだ、回復しきってないのに……
起き上がり、竹刀をかまえる。
「よしよし、続けようか」
そんな、地獄の部活の休みが来るまで体力が抜けるハメになってしまった。
−−−−−−−−
疲れた……
「ぜハぜハァ」
我ながら女の子がしていい息じゃない、荒い息だ。
そんな、私に視線が向かっていた。
「本当に大丈夫?」
月夜は最近まで入院してたはずなのに、なんで、こんなに体力があるのよ。
「だ、大丈夫です」
息を整えてスポドリを飲む。体にしみる。
もう、乙女じゃない。
月夜は少しクスクスと笑ってくれた。
こんな恥ずかしい姿は見せたくなかったよ。
「少し休んで、クラスに行こう」
なんて、月夜はいってくれた。
気をつかってくれるのはうれしい。
けど……いいな。
「ありがとう」
私は空いてる扉の前で風を受けている。
気持ちいい〜
「月夜先輩。ありがとうございます」
そんな中で聞こえてくる月夜と小春の会話。
彼女は着替えて、授業を受けなければいけないだろうに、涙ぐましい努力。
その姿は私と重なる。
二人はにぎやかに会話していた。
「朝日先輩も月夜先輩もすぐに部活なんて大変ですよね」
退院したあとすぐに、部活から模擬戦とか本当にあわただしい……このペースにはあきれてしまう
「けど、入院してる方が退屈だから、動けるのは楽しいよ」
体力バカだよね月夜は私は体力が戻り立ち上がる。
……あれ、なんだか、おかしな単語が……
「しかも、試合なんて、宍戸先輩も無茶して、あんな事故だった……のに」
そう、月夜が記憶をなくした事故……あれ?
「事故?」
私は首をひねる……なにか……どんな……
事故? あれ、……月夜はどうして……どこに……私は……あれ、頭が痛い……なんで、フェンスが……
痛み……
「朝日。大丈夫?」
意識が闇に落ちていく……
朝日苦労してたものな。いま見ると、月夜をだました罰は追っていると思います




