第14話 私は桃瀬と和解する
なんとか、書き直して進んでおります。このあたりの話は私は結構好きです。
ぶっかっこうなじゃがいもたち。
削りすぎて、小さくなったのが小春のもの。
初めてならこんな感じかな。
「これから、どうするんですか?」
私は腰に当てて説明を始める。
「次はレンジでこのジャガイモをチンします。600ワットなら八分ぐらいかな」
ボールに少し水を入れて、レンジにいれる。その間にもキュウリとハムをとりだして、包丁を
「とりあえず、小春はキッチンバサミでいい」
キュウリは厚すぎると、問題だけどはさみで切っていく。
「ふつうは包丁で切るけど、今日はハサミで」
ゴクリと包丁をみている。
「包丁……凶器ですね」
料理初心者にはきつい。
そっか、そこまで、苦手意識があるんだ。
「サスペンスの凶器じゃなくて、料理の道具」
焦っている小春にあきれてしまう。
私は包丁でキュウリとハムを手早く処理する。
「うまっ!」
小春がハサミでキュウリを切る前に、私が包丁で切る時間のほうがはやい。
「そう?」
私が首をかしげる。
キラキラした目で私の手元をみていた。
すごいことをしていないのに、尊敬されると怖い。
「すごいです。こんな女子力あこがれます」
いっきに包丁を動かす速度が上がってしまう。
キュウリの山ができて……
「あの、そんなに使うの」
私は……キュウリの山をみて。後悔する。
「こ、こ、これはね…………包丁の実演を見せただけだからね」
キュウリの漬物も作ろう、半分はピクルスにして、そして、サンドイッチに挟もう。
とっさに別メニューを考えつくのは長いことお弁当テクニックのおかげである。
レンジが鳴る。ジャガイモもできたみたいだ。
ホクホクに温まったジャガイモにゴクリと息を呑んでしまう。
「……おいしそう〜」
小春のつぶやきに納得する。
けど、本番はここから。
「ここからつぶすの」
私がポテトマッシャーをとりだす。
そんな道具に、小春は目を丸くする。
他にも、フォークとか木べらを置いておく。
「こっちのほうが楽だけど、家でもできるようにフォークをつかおうかな」
ポテトマッシャーをおいて、フォークを手にとって……
このジャガイモつぶす時って大変だけど気持ちいいのよね。
ホクホクのジャガイモは最初は抵抗があるが、すぐにスッと崩れて、あたたかい湯気が立ち上っていく。
「わあっ」
「やってみて」
フォークを受り小春は力をこめ押し付ける。
「えい!」
ベチャグチャ
「迷いないね」
フォークの間から潰れるジャガイモがニュルと出てくる。
私たちはおかしくて笑ってしまった。
時間が押しているから、私は冷凍庫から、先に切られている冷凍食品をとりだす人参とグリンピースを混ぜたものだ。
レンジに入れて、解凍する。
「冷凍食品つかってもいいの?」
「今日は時短で、作りやすくしてるし、時間は必要よ」
買っていたレタスに水で濡らしながら破っるのは小春に任せて、私は食パンを二人分、用意。
「次はどうするの?」
ジャガイモのはいっているボールに塩、コショウ、マヨネーズと手軽に味付けでまとめる。
レシピ―にあるマヨネーズ大さじ3、塩コショウ 少々と書かれた部分をさして。
「手軽にしてるけど、初心者はレシピ―は守ること」
みるだけでわかる。お母さんもお父さんもイライラしているのが……
そろそろ、終わらせないと冷や汗をかく。
「はい!」
さすが部活女子。ちゃんとしている。
用意したパンにバターと軽くマスタードをぬる。
マスタードを少量おき、食パンに均等にバターぬっていく。
ハムとレタスを敷ていて、つぎは。
「これをポテトをのせて、食パンにのせて、挟む」
そんな姿にワクワクして小春は声をあげる
「おおっ!」
ワンステップ進むたび、声をあげている。
これが、手間がかかるメンチカツとかだと、どんだけ賞賛するのかな。
途中で飽きるだろうか。
最後にダマスカス包丁で挟んだ食パンを切って。
「出来上がり」
最後に汗をふく。ふつうは簡単にササっとできるものだけど。
つかれた。
「なんでかな」
そっか、人に教えながら、作るのと一人で作るのは全然違う。
キラキラした瞳の小春をみて、私は満足げ微笑んだ。
にこやかに、料理する女の子たちってかわいいですね。見返してていねいに教える朝日ってじつは面倒見良いいな。小春の後輩力高くていいね。




