第13話 私は桃瀬に頭を抱えてる
自然と迷惑かけながら許される子っていますね。小春はあなどれませんね
なぜ、こうなった。
「朝日、これどういう事、これからご飯なのに」
お母さんからも怒られてしまった……なんで、こんな目に……
桃瀬を入れてしまったために、お弁当教室が始まってしまう。
「お母さん。できるだけ早く終わらせるから、ごめんなさい」
きっと、今日のご飯は九時を超えそうだ。お父さんはつらいだろう……
仕方ない……お父さんの分のお弁当も作ってあげよう……おわびになるかな。
「どうですか。朝日先輩」
名前+先輩で私への好感度が底知れず上がってるようだ。
エプロンを借りてテンション上がっている桃瀬。
あぁ、初々しくて可愛くてまぶしい。月夜、コロッといっちゃわない。
「心配……」
そう、初々しさ逆に料理になれてなさそうという事だし、かわいくてもね。
むしろ、手慣れた安心感は必要だよね。
さて、たしかめてみよう。
「はじめるよ」
年頃の女の子のエプロン姿、ほほ笑ましいようで地獄が始まる。
「料理は普段してるの?」
「はい! レンジは大丈夫です」
定番の揚げ物はやめておいて方がよさそうだ。
私は逆に、揚げ物つくっておこう。かぶらないほうが小春にもちょうどよいかも。
冷凍食品でいいと思うけど、なんだか、手作りってすごく見えるから。
昔の私もそうだった。
「……包丁は」
私ようのダマスカス包丁と予備の包丁を用意する。
「家庭科ぐらい?」
桃瀬は苦り切った顔で答えた。
すでにサラダとか小物は作り置きしているけど、追加して教えておくべきかな。
まずは普通に大量生産できる一品物かな。
「けど、やる気はあります!」
思いっきり手をにぎる小春。
ここは剣道部じゃないから、やる気と体力では越えられないよ。
包丁も期待できない。
最近は包丁じゃなくて、キッチンバサミで作る人もいるし。
そちらで考えるべきかな。
悩み事が多い、頭の中やクッ〇パットや料理本を探してみる。
「サンドイッチとか」
たしかに、みんな集まる昼食会ならちょうどいいかもしれない。
お肉もハムとかサラダ系統の味付けにこだわれば小春でも作れるかも。
食パンを三角形に切って具材をのせるだけなら
「それなら、つくれるよね」
冷蔵庫の中にはいくつか食材もある。
いけそうだ。
「たくさん、あるね」
のぞきこんで小春が指したのは、たくさんのタッパーに入ってるサラダ。
「これはお弁当用のサラダよ」
見ただけでも、ポテトサラダ、キャロットサラダ、ゴボウサラダ、マカロニサラダ、たまごサラダといろいろと用意しているけと、ポテトサラダ少なくなってきたな。
「こんなに、たくさん作ってるの?」
驚いて口元に手を抑えている。
何か、かわいい……女子力高すぎる。
「たりなくなると足している感じかな。ちょうどいいし、ポテトサラダ作ろうか?」
普段は包丁でむくけど、彼女の場合はビーラの方がケガしないかな。
「ピーラー……」
首をかしげているのでしらなさそう。
だとおもった。
私はピーラーを彼女にみせて、ジャガイモの皮にピーラーの刃を当ててむいてみる。
「軽くなでるようにおとして」
デコボコのジャガイモの皮を落としていく。
「おおっ、すごい」
いやこれぐらいで目を輝かせないでよ。
必死においかけてくる桃瀬。
私は包丁の方が早いけど………初心者にはむりだよね。
「ムムム……」
わかる思ったよりビーラは進まない、力をこめてジャガイモを固定しようとして、ビーラが進まない。包丁でも同じようなことに戸惑うからわかる。
「竹刀でもさ。軽く握るでしょ」
軽いアドバイスをうけて、少しずつ皮を向けるようになっていた。
私は次の道具を用意しはじめる。
この辺りは時短かな、湯気でふかす方がおいしいけど、小春に教えるためにはレンジでいいかな。
ハムとキュウリもオッケ
「ときたま、芽があるから。そこはとっててね」
「なんでですか?」
キョトンとたずねる小春。
「そこは毒だからだ。取っておかないと食中毒になって大惨事」
教室で別の意味で死屍累々はいやでしょ。
ゾッと顔を青くする小春。
なんだか、小春が作る姿は真面目な姿が微笑ましくなて、いいな。
このはなしでは朝日の作り慣れている感と、小春の初心者感をうまくてだせたなとおもってます。
できる人ってなんかすごいことやっている気がしますね。エプロン姿の朝日と小春はいいですね。




