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異世界で幸せに~運命?そんなものはありません~  作者: 存在証明
ルーヴルへの旅路

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45/354

仲間の存在

鑑定


名前:なし


種族 ホポイズンスネイク  レベル9  


体力 1065/1200


魔力 500


俊敏 45


スキル 

毒牙レベル4 自己回復レベル1



毒牙レベル4

死にはしない程度の猛毒がついている牙で噛みつく。毒の強力さによってレベルが決まる


自己回復レベル1

脱皮による自己回復。時間がかかるため戦闘には関係ない。



鑑定結果が分かるということは一応僕よりも弱いんだろう。今、僕がが持っている投げる用のナイフは10個。動きは遅いから一発で仕留められるだろう。だが、残った20匹はどうしようか…

ナイフの回収ができればこの問題は解決できるかもしれな……いや……なんで僕は1人で戦う前提で考えているんだ?

僕には優秀な仲間が2人いるだろう?最悪ナイフを回収できなくてもなんとかなるはずだ



「コウ、その卵をヘビの頭上を通るようにおもいっきり投げてくれ。奴らが動揺した隙に僕がここからナイフを投げて倒す!」



「じゃあ僕は風の精霊であるウィンに頼んでナイフを回収しよう。カイは左端から倒してくれ。コウはその回収してる時間、右端から攻撃できそうならしてくれ。」



「わかった、…ホンマすまんな。…じゃあ投げるで、3、2、1…セイヤ!」


卵を投げられたのが予想外だったのだろう、ヘビの集団は予想通り全員後ろを向いて卵を確認しようとした。


僕が左端にいるヘビから順にナイフを投げていったのを見たコウは、右端から剣でヘビの首を切り落としていった。




「やはり何かおかしい。ポイズンスネイクは団体で動くとはいえ、多くても10匹ぐらいだ。カイ、このまま後ろに下がりながら攻撃すれば行動を読まれて挟み撃ちされる危険があるぞ。どうする?」



「ここらへんで木が無いところを見なかった?そこでコウに火魔法を使って貰おうと思ってるんだけど…」



「たしか、あっちにあった気がするで!岩ばっかりで木は生えてへんかったと思う!」


「本当か?!案内してくれ」


ヘビ達と一定の距離を保ちながら少し東に移動すると鉱山地帯と言うべきだろうか?岩ばかりの場所が100mほど続いていた。


「うわ~!!やっぱり異世界ってすごいね!!!世の中の理屈をまるっと無視した地形が本当に多い!」



「言うとる場合か!!ヘビ達もついてきとんで?カイ、作戦はあんのか?」



「もちろん!コウ、火はどれぐらい飛ばせる?」



「10mほどなら正確に操れるで。ただ、魔物に対してやったことないからどんなけ効くかは分からんけどな!」



「あ、マジ?5m位だと思ったんだけど…これはいい方に読み間違えたか…」


てゆうか、コウは魔法使いの方が向いてるんじゃないか?魔力さえあれば転職することを進めてたな…


「それじゃあヘビ達が全員木から離れたら攻撃してくれ。僕は後ろにまわって火がついた時用に水魔法の準備をするから。この森を燃やして街の全員からヘイトを喰らうのは勘弁してほしいからね。イリアスはルーンと一緒に殺りそこねを倒してくれ」



「わかった。くれぐれも気をつけろよ!」































結果的に30体全て倒すことができた。コウの魔法の威力は相当なものだが、まだ不安定なところも見られるため今度一緒に練習しに行くこととなった。


この日の戦利品はポイズンスライムの毒(核)×15、ポイズンスネイクの魔石×30、たまたま出会ったホーンラビットの角、魔石×10、ペパーの実×30。


そう、見つけたのだペパーを。

もう少しかかるかと思っていたんだけどルーンがあまりにも優秀過ぎた。


ペパーは特異な魔力がこもった土でしか成長しない。そして、バルセ付近以外にもこの土はある。だが、バルセ付近でしか成長しないのはなぜか?

それは水が関係している。バルセの近くにあるファレン高原の中央にそびえ立つ大きな木が、雨水を受け止めて木の根から魔力を含めた水を放出する。その水でないとペパーは成長できないのだ。

この理論からいくとペパーはその木の近くに多く生えていることになる。

だが、高値になるペパーが誰にも採られずにその辺に生えている訳がない。そして異世界の植物はなにも土に生えるとは限らないのだ。


結論から言うと大木の枝や幹にひっそりと生えていた。かなり上の方まで登らないと見つけられなかったというのもあるが、そもそも木に生えているかもという発想さえこの世界の人間にはないのだろう。コウもイリアスも『とうとう頭がおかしくなったのか、コイツ』という眼で見てきた。


ちなみにどうやって登ったかというと、ウィンの力でナイフを抜いて回収できるなら僕を浮かばせることもできるんじゃないかと思ったので試してみると人1人ぐらいなら余裕で持ちあがった。



「たしかにめっちゃ旨いな!貴族が欲する訳やで。」



「カイ、余ったやつはどうするんだ?」



「使わずに置いておくつもりだよ。何かに使えるかもしれないから。」



「てゆうか、なんであの大木の近くの水を水筒にいれたん?」



「それも何かに使えるかもしれないでしょ?あ、それともう別行動してくれても構わないよ。あの1件で魔法鞄のために僕らを狙ってくるやつはいなくなったと思うから。」



「分かった。…カイ、この肉はあげないからな?さっき僕のを盗っただろう?そんな眼をしてもダメだからな。」



そんな会話しつつ夕食を食べているとあっという間に1日が終わりを迎えた。

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