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異世界で幸せに~運命?そんなものはありません~  作者: 存在証明
冒険者の街アルクィンにて

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疑念

「陛下、アルクィンにいる信者が赤眼の少年2人を捕獲するために、呪術を使いフレイムベアを召喚したようです。」


「なんだと!それで、もちろん捕まえたんだろな?」



「それが、どうやら少年の周りに騎士団長がいたらしく、捕獲には至らなかったそうです。」



「はん、そうか。では命令だ、その信者を殺せ。無能はいらないからな。証拠は一切残すなよ。」



「…御意」



「ったく余計なことを。あの方にバレてしまえば私もただじゃすまないからな…」












神殿に行った後、ヴォルガさんにあの魔道具を渡しに行った。ちなみにめちゃくちゃ怒られた…


鑑定してもどんなものかはわからず、結局取り上げられてしまった。



だが、そんなことより僕には少し気になることがあった。


母さんから貰ったはずの魔法鞄に入っているお金が少しおかしいのだ。別に偽金だと疑っているわけじゃない。


母さんが死んだのは今から10年ほど前だ。だが、貰ったお金の半分は5年前に造られた少し柄の違う新貨幣だった。

母さんには絶対に入れることはできない。なら、一体誰が入れたんだろうか?


































「なぁカイ、今日はなにするん?」



「とりあえずナイフ投げの練習をするつもりだよ。頭で軌道の計算はできるのにそれ通り投げる技術がないから意味ないんだよね。」



「ナイフ持ってんの?」



「とりあえずこの短剣をナイフ代わりに使おうと…」



「……買いなさい。」



「ええ~」



「そんな無茶苦茶な使い方してたら短剣壊れるで」


確かに…


「それは、それは嫌だな」



「やろ?そんじゃ、これ食べ終わったら買いに行くで。俺も手入れの仕方教えて貰いたいし」



「……はーい」


























「ゲルフさん!来たで!」



「おお、カイとコウか。よく来たな。何を探してるんだ?」



「投げる用のナイフが欲しいんだ。」



「何本欲しい?」



「うーん。とりあえず10本。あっやっぱり予備用に1本追加して11本で」



「分かった。それで、コウはなんだ?」



「俺は剣の手入れの仕方を教えて貰いたくて来てん」



「いい心がけだな。それじゃあカイも一様見ておけよ」


と言って手入れの説明をし始めた


「まずさここをこうして、、、」



2時間経過



「お、もうこんな時間か。分からなくなったらまた聞きにきても構わねぇからな」



「いや、多分もう来な「カイ、それは言ったアカン。」」



「ゲルフのおっちゃん、いろいろありがとうな!じゃあ俺ら戻るわ」



「おう、またいつでも来いよ!」




























「いや、本当に何度しれっとコウをおいて帰ろうかと思ったか…

ゲルフさん本当に先生に向いてないね。」



「いや、それは失礼やろ!まぁ確かに擬音が多かったけども」



「15分以内で終わる手入れを2時間かけて説明するのには逆に尊敬したよ。…………よっし!真ん中に当たった!!」



「いや、2時間かけてようやく的の真ん中にナイフ当てるカイも結構凄いと思うけど…」



「そうでしょ?もっと時間かかると思ってた。」



「いや、ほめてないねんけど…。てか、カイ、たまたま当たっただけやったら意味ないで?それを連続でたさないと…」



「ふっ、僕を誰だと思っているんだい?1度成功させたらこの的の真ん中に当てるなんざ楽勝だよ。まあ、動いてる相手には全く当たんないと思うけど…」



「それやったらやってみてや」



「任さな!」


ナイフを10本続けて投げると全て的の真ん中をい抜いた。



「うわっ、これが才能ってやつか…畏れ入ったわ」


昔も1度出来た事は何度やっても成功したもんな。


まあ今回の場合は成功した時の腕の角度や体重ののせ方とかを真似したらいいだけだけだしね。


AIも1度できたものに関しては何度やっても失敗しないのだ。人間にだって同じことはできる。


「コウ、お腹すいた~」



「いや、できとるよ?俺がずっとカイが真ん中当てるの待っとっただけやからな?」



「あ、ほんとだ!いただき「その前に手を洗いなさい!」」



「はーい」



「そういや、『いただきます』って前世の言葉なん?」



「………今さら?」



「いや、だってカイんとこ家柄いいやろ?俺がマナー知らんだけやったら恥ずかしいやん。だからなかなか聞けんかってん」



「なるほどね…。ま、なんでもいいや。いただきます!」



























「そういや、ルーンの影魔法ってなんなん?」



「さあ?僕は聞いたことないね。本人に使ってもらったほうが早いか…。ルーン、影魔法使ってくれない?」



「ワフッ!」


と鳴いてから僕の影に近づいた。


音もなく自分の影に入る様はなんというかちょっとヒヤッとしたのは許して欲しい。


「レベル1は入れるだけか…」



「へぇ~、ルーン俺のにも入って!」



「ワフッ!」


今度はコウのほうに入っていく


「コウもルーンが影に入ったときになんも感じない?」



「おん、こんなん眼をつぶっとったら絶対わからへんわ!」



「じゃあ結構強いね、影魔法。よし、ルーン。午後からは影魔法の実験だよ!」



「ワッ、ワフ~」



「なんかルーンの眼が嫌がってるような…」



「気のせいでしょ?この前も夕飯後に4時間位特訓したけど嫌がってなかったよ?」



「いや、絶対嫌がってるやん。てか、カイが朝起きれへんのそれが原因では??…ルーン、カイにいじめられたら俺に言うやんで?」



「ワフン」



「人聞きの悪いこと言わないでよ。僕も一緒にやってるんだよ?」



「ああ、なるほど。それで嫌って言われへんのか…御愁傷様」



「ワフン!!」


「うぉ!いや、ごめんって!!見捨てたのは謝るから噛まんとって~!」



「あ、ルーン、コウを噛んだらダメだよ!」



「ワフン」



「コイツ、カイの言う事は素直に聞くくせに~!ふんっだ」



「狼にそこまで求めちゃダメだよ、コウ」



「いや、絶対コイツ言葉わかっとんで?」



「まあ、、、確かにね」


そう言って僕は苦笑いをするのだった

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