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異世界で幸せに~運命?そんなものはありません~  作者: 存在証明
アルバード王立高等学院~隣国からの客人~

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武道大会~限界を超えろ~

相手は男女のペアで、ミナという少女はシーフ、そしてリリガーという少年はおそらく剣士。


この武術学院は卒業できれば、誰であろうと冒険者をCランクから始めることができる。

また、入学試験時にもかなりの戦闘センスが求められるという。


第一試合で魔法学院に勝ったのをみると、魔法に関してもかなり対策して来ているのだろう。僕であっても、負けはしないと思うが一筋縄ではいかない相手だ。特に、リリガーという少年は主席で武術学院に入ったほどの実力者だ。

そんな相手にどう立ち向かっていくのか、見物だな。


「双方準備はよろしいですか?では、よーいはじめ!!」


そんな声とともに試合が始まったのだ


アレス・リディガー視点


「双方準備はよろしいですか?では、よーいはじめ!!」


始まった瞬間に地面を蹴る。相手の懐をめがけて切りかかるが躱される。

そのまま2回3回と剣を振るうがそれもまた躱されていく。


「…遅い」


そんなつぶやきとともに俺の体は相手の蹴りによって吹っ飛ぶ。


あっぶねぇ…とっさに後ろにとんで衝撃を抑えなければ骨を折っていた、、


「やっぱり貴族の連中は弱いな。期待して損した。」


そう言ってゆっくりとこっちに近づいてくる。


…コイツ、完全に昔の俺だな。弱いヤツと戦ってきたことで偶然負け知らずのままここまで来た。だからこそ、自分は強いと、他の奴らとは違うと思ってしまい、それが驕りへと変化する。

俺を見る目がそれを物語っている。


…あぁ、、本当にかわいそうだ。


「勝手に期待して勝手に失望してんじゃねぇよ!!」


そう言って地面にある砂を握って相手の顔面に思いっきりぶん投げる。至近距離で投げつければ、この攻撃を予期していない限りは避けれない。


「…っ、、痛ってぇ、、てめぇ!なにすんだよ!!」


相手が眼を押さえて苦しんでいる最中に俺はもう一人の敵の方に向かう。


本当は今決めたかったが、まあ無理だろう。強い相手にわざわざ一人で立ち向かう必要はどこにもない。


リースと戦っている少女に近づき戦闘に乱入する。


カン、カン、キン…


向こうは多分後衛。素早さはあるが力はない。二対一ならすぐに終わる。


カキン!!


相手の得物を弾き飛ばし首に剣を突き付ける。


「っ、降参…」


今回の勝利条件は至極簡単。急所に武器を当てるか相手が降参するまで。つまり、残りはあと一人!!


「リース、あの男はかなりやばいぞ。」

「先輩よりも?」

「…ふっ、んなわけあるか」

「なら、勝てるな?」

「ああ!!」


そう言って相手の方を向く。


「調子に乗んなよな。あの役立たず一人負かしたからって俺までやれると思うなよ!」


剣を持ってこっちに突っ込んでくる。


シュン 首ギリギリを剣が通る。コイツ、、殺す気だろ!


「ふん、あほらしい。…ファイアーボール」


至近距離からファイアーボール放つやつがあるかぁぁぁ!!!


「ウォーターボール!!」

「助かった、リース!」


「助け合いなんざ、自分の首を絞めるだけだっ!」


「グァッ…」


近くにいたリースが蹴り飛ばされ壁にぶつかる。

…っ、、あの様子じゃあばらを何本か折ってるはずだ。どうする、、どうする…

そんな思考がぐるぐると俺の頭をめぐる。そんな時、少し前に先輩が僕らに言った言葉を思い出した。


「例の必殺技は最後まで取っておくことを推奨するよ。今回の大会はかなりの猛者が来るらしいし相手はおそらく君たちをなめているからね。。自分よりも相手が弱いと思うことで必ず慢心が生まれる。そこにつけこむんだ。もう何も抵抗できないように見せかけて最後の一発に望みをかける戦い方もギャンブルみたいで面白くない?」


そう言ってケラケラと他人事のように笑う先輩に少し殺意が沸いたのは秘密だ、、


それはおいといて、俺、いや、俺たちにはあと一つだけ希望がある。

ただ、それをするには相手に炎魔法を使ってもらう必要がある。


「どうした?もう終わりか?お前の仲間はもう動けないからなぁ…あとはお前を倒すだけ、、なんだこれは?」


敵の足には地面から出てきたよくわからない植物によって固定されていた。


これはリースの草魔法だ…気を失ってなかったのか!


「ちっ、ファイアーボール!」


今だ!!


「全てを引き裂く壁となれ、疾風の壁(ウィンダーバリア)!!」


風が炎を巻き込み敵を囲むように壁となる。

唯一あいていた上はリースの水魔法によって防がれる。風により火の勢いが弱くなることはなかった。


『いい?火は酸素を消費する。密閉された空間で火を起こせばどんなに強くとも人間ってのは酸欠になって動くことが難しくなる。昔僕も盗賊相手に使ったことがあるんだけど、効果は保証するよ。』


先輩のよくわからない説明はさておき、

魔法が切れたとき、その場には少年が一人横たわっていた。



「…あれ、カイくんの入れ知恵ですよね?」


「そうだよ。でも、びっくりだね…まさか勝っちゃうなんて。…ダメだ、、なんか眠くなっちゃった

。僕らの出番までまだだいぶあるよね?ちょっと仮眠させて。」


「もしかしてカイくんって、緊張を眠気に置き換えてるんですか?試合前に寝ること多いで…って聞いてないか…」


きいてるきいてる…でも答える、、元気…な………い……


そこで僕の視界は暗くなったのだった

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