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ソロモン

タイトルは一体誰の名前なのか!?

一方その頃、剣也達の事を待っている信侍はビルの入り口で待っていると

凄い速度でこちらに向かってくるリムジンを見てそれがすぐに剣也達だと悟った

リムジンはビルの手前で止まると勢いよく剣也が出てきて信侍に飛びつくかのように走ってきた

「信侍さん!早くヤマトを返してください!新しいGATDが現れて清志郎達が足止めしてくれているんです!」

「そうなのか!?ヤマトは最終調整に入っているからもうそろそろで終わるはずだ!

 俺は先に現場へ向かうから剣也君はヤマトの調整が終わり次第、来てくれ!」

剣也の話を聞いて信侍はここで待っていても意味はないと判断し急いで清志郎達の元へと向かった

そして剣也も早く助けに向かいたいとビルの中にいる伊部牧の元へと急いでいた

「剣也君!よかった!後少しでヤマトの最終調整も終わるはずだから待っていてくれ!」

「そんなに時間はないんだ!清志郎達が新型のGATDと戦っていて早くしないとアイツらが危ないんだよ!」

その話を聞いて大樹署長はここまで来る間に起こった事を聞いて自分の考えが甘かった事を痛感していた

しかし今は後悔をしている時ではなく一刻も早く清志郎達を救出に向かわなくてはいけないと考えていた

その為にはヤマトの調整をなんとしても終わらせてもらう必要があるのだがそれは伊部牧にしか出来ない事

ならば今の自分に出来る事はたった一つ・・・それは彼らを迎えに行く事だけだった

大樹署長は急いで車を出してナーガと戦っているであろう清志郎達の元へと向かう事にした

その途中で同じく彼らの元へと向かおうとしている信侍と合流し彼を拾ってから清志郎達の元へと向かった

一方でヤマトの解析を進めながら伊部牧は剣也からどんなGATDだったのか情報を確認していた

「なるほど・・・九つの頭にそれぞれビーム砲が搭載されていて更には体には無数の武器を搭載か・・・

 その話を聞く限り、どうやらそのGATDには例の奪われたエネルギーが使われておるのかもしれん・・・!

 それを考慮すると・・・清志郎君達だけではおそらくそこまで長くは足止め出来ん・・・!」

「そんな・・・!なら早くヤマトの調整を終わらせてください!アイツらを助けに行かないと!!」

伊部牧もそんな事を言われずとも理解しているのだが口で言ってもそんなに早く終わるわけでもなく

更に言うのならばたとえ調整を終わらせたとしても剣也一人でナーガを倒せるとはとても思えなかった

どうするのが正解だと言うのか必死に悩んでいると伊部牧の操作している端末に異変が生じる

(なっなんじゃこれは!?ワシが終わらせようとしていたヤマトの最終調整が凄まじい速度で完了していく!?

 外部からハッキングされた様子はない・・・ならば一体これは誰が行なっていると言うのじゃ!?)



一方その頃、どうにかナーガからの追跡を逃れた清志郎達は近くに路地裏で身を潜めていた

「はぁ・・・はぁ・・・ここまでくればもう追ってくる事はなさそうだね・・・あのGATのおかげだけど・・・」

「正直なんであのGATが助けてくれるのか、その理由は全く分かってないんだけどね・・・

 それに・・・アイツがどれくらい足止め出来るかなんて分かったもんじゃないわ・・・」

確かに乙女の言う通り、あのGATがいくら強いとは言ってもナーガの力も尋常ではなかった

たった一体のGATではどこまで時間を稼ぐ事が出来るかなどもはや誰も目から見ても絶望的ではある

それ故に今の清志郎達がやるべきなのは急いで剣也達の元へと向かって援軍を呼ぶ事だった

「一応はビルのある方へ逃げてきたつもりだけど・・・行き違いになる可能性も考えないとね・・・」

「そうね・・・本当なら連絡するべきなんだろうけどさっきの戦闘で壊れたのか

 ずっと圏外のままで剣也達への連絡手段は完全に無くなったし・・・本当に最悪・・・!」

実は先ほどの戦闘でナーガから放たれているエネルギーが強すぎたのか

清志郎達の持っていた電子機器はCRバンド以外は全て壊れてしまっており連絡する手段がなかった

つまり彼らが援軍を頼む為には直接、剣也達のいるビルまで向かう以外に方法はないという事

もしかしたら入れ違いになってしまう可能性も少なくはないがそれでも他に方法がない以上はやるしかない

そう覚悟して道に出るとそこへ車がやってきて清志郎達は敵かもしれないと警戒していたが出てきたのは信侍だった

「よかった!兜君から話を聞いて急いで探しに来たんだ!君達が足止めをしていた新型のGATDは!?」

「実は・・・前に剣也君が遭遇したっていう謎のGATが現れて僕達の事を助けてくれたんです

 今はそのGATが残って新型の相手をしてくれているんですが・・・相手の強さは異常です・・・!」

清志郎の話を聞いてやはり自分達が行くべきだと判断した信侍達は清志郎達を乗せてその場所に直行する

そしてナーガのいる場所まで辿り着くとそこでは驚くべき光景が広がっていた

なんと清志郎達があそこまで苦戦していたナーガに対して謎のGATは一歩も退く事なく戦っていたのだ

しかし戦い慣れをしている信侍だけは謎のGATの方が不利だという事にすぐ気がついた

(確かに一見すればあのGATは攻撃を一切受けてなくて戦いを有利に進めているようにも見えるが

 実際はあのGATもまともなダメージを与えられていない・・・!やはり普通の武器ではダメなのか・・・!)

そう・・・謎のGATは先ほどから全くと言っていいほどダメージを与えられていなかったのだ

それに気がついた信侍ではあったがヤマトがいないのではナーガに対してまともなダメージを与えられないのも事実



それ故に残された選択肢はたった一つ・・・それは自分も一緒に戦う事だけだった



「どこの誰かは分からないですけど俺も一緒に戦います!一緒に時間を稼ぎましょう!」

『・・・時間を稼ぐか・・・お前達が何を考えているかは分からないが何か勝算があるようだな・・・!』

謎のGATは彼らの言っている勝算を信じる事を決めたのか信侍との共闘を受ける事にした

しかし二人で戦っていてもやはりまともなダメージを入れられず本当に時間だけが過ぎようとしていた

(やっぱりこのままじゃダメージを与えるどころの話じゃなくなるな・・・!だがもう時間は稼いだ!)

『・・・なるほど・・・お前達が待っていたのはあの小僧だったというわけか・・・』

二人が一気にナーガから離れた瞬間に上空から何かが飛び降りてきてナーガの首を半分、斬り落とした

しかもそれだけではなくそこからナーガの攻撃を全て跳ね返して相手の体を逆に蜂の巣にしていた

そしてその何かが二人の前に並び立ちようやくその正体がヤマトだった事に気がついた

「お待たせしました!調整はようやく終わりましたんで・・・後はコイツを倒すだけです・・・!」

「ああ・・・!この三体が集まったんだ・・・!もう俺達に倒せない敵は存在しない!」

ノブナガと謎のGATはヤマトよりも前に出てナーガから放たれる攻撃を捌いていく

その後ろをヤマトが突き進んでいき二人が作り出した道を通ってナーガへと攻撃を当てる

今回は最初から武器を合体させてオオヤマトにしていたので強固な装甲も斬り裂く事が出来た

先ほどまでの無双ぶりが嘘かのようにナーガはどんどん追い詰められていきとうとう首も後一つとなっていた

「これで・・・終わりだぁぁぁああ!!」

剣也は最後の首を斬り落として勝利宣言をしナーガも完全に沈黙。勝利を収めたのだった

するとそれを陰ながら見ていたリーダーの男はここまでかと判断し最後の機能を発動させる

『・・・!?いかん!今すぐにそいつから離れろ!!自爆するぞ!!』

それにいち早く、謎のGATが反応し剣也達は急いで離れると本当にナーガは爆発した

幸いな事にここは民家から離れており人がいなかったので被害は最小限で済んだのだが問題はそこではない

彼らは見事に証拠を隠滅し大樹署長達はその足取りを追えなくなってしまうという事が一番の問題だった

(・・・まぁ今は彼らが無事だったという事で一件落着としよう・・・残った問題は・・・)

大樹署長が見ていたのは清志郎達を助けてくれた謎のGATであり結局、彼は一体何者なのかという事を気にしていた

もちろん清志郎達を助けてくれたという事は味方だという事は理解しているのだが問題は彼の目的

それが子供達に被害が及ぶ事ならばそれを止めなくてはならないと警戒をしていると遅れて伊部牧がやってきた



「はぁ・・・はぁ・・・やはり・・・間違いない・・・!あれはソロモンじゃ・・・!」



『・・・・・』

伊部牧が現れると同時に謎のGATは姿を消してしまいどこかへと消えてしまった

しかしその正体を確認出来た伊部牧はこれ以上の追跡は不要だと考えていた

その様子を見ていた剣也は一体あのGATについて何を知っているのか尋ねる事にした

「・・・伊部牧さん・・・もしかしてあのGATを知っているんですか?」

「・・・あのGATの名はソロモン・・・かつてワシらがとある研究をしていた時に使っていたGATであり・・・

 ワシの親友・・・月白 獣兵衛が最後に使っていたGATなのじゃ・・・」

なんといつも剣也達を助けてくれていたGATの正体とは蜜柑の祖父であり伊部牧の親友でもあった月白 獣兵衛

その彼が最後に使っていたとされるソロモンだったのだ

それを聞いた剣也達は驚きで目を見開いていたがそんな中で誰よりも驚いていたのは蜜柑だった

(当然の反応じゃな・・・アレは例の研究以降はその消息が途絶えていた・・・ワシですら分からなかったのじゃ

 それが今更ながらに現れてしかもそれが動いている・・・その事実は家族にとって受け入れ難いものじゃ・・・)

伊部牧は一体誰があのGATを操っているのか・・・そして目的は一体なんなのか・・・

様々な事が頭の中を過ぎる中で今は状況を整理している場合ではないと剣也達と一緒にビルへと戻るのだった



『・・・とうとうバレてしまったか・・・だが俺のやるべき事は変わらん・・・

 俺達は俺達の犯した罪を精算しなくてはいけないんだ・・・そうだろ?善二・・・』

今までピンチの時に駆けつけてくれた謎のGAT・ソロモン

それはなんと蜜柑の祖父、獣兵衛が愛用していたGATだった!?

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