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ギガンテス再び!?

予選はいよいよ佳境を迎える!

およそ時間としては二十分くらいが経過した頃、現在残っている人数は三分の一ほどになっていた

そして予想通りと言うべきなのか、試合は硬直しており最初の頃に比べて人数が減る速度が落ちていた

「ふむ・・・やはりチームを組んでいた者達も理解してしまったようじゃの・・・

 現時点で単体でも強く集団でかかったとしても勝てないかもしれない相手というのを・・・」

伊部牧の予想していた通り予選は人数が足りなくなるにつれて動かなくなっておりその理由も予想通りだった

しかし予想していたという事はもちろん対策についても考えており伊部牧は早速、その対策を発動する

「クフフフ・・・!剣也君達以外の参加者には申し訳ないが・・・これが出る以上は誰も生き残れはせんぞ?」

スイッチが押されると突如としてバトルスタジアムの中央が開いていきそこから何かが迫り上がってきた

その様子を見ていた清志郎はどこかで見た光景だと警戒を強めていると彼の予想していた通りの物が出てきた

「やっぱりギガンテス!!伊部牧さん・・・まさかこの為に僕達を使って機能実験したんじゃ・・・」

なんとステージの中央から現れたのは合宿中に戦った事のあるギガンテスだった

しかも見た目的に改良を施されたものであり突如として現れたそれに他の選手達は動揺を隠せなかった

もちろん相手は機械なのでそんな事など全く気にせず現れた瞬間から周囲に対して攻撃を開始する

それによりギガンテスの周りにいたほとんどの選手は機能停止になってしまい残り人数は激減した

『さぁやってまいりました!これこそがこの予選バトルロワイヤル最大の難関!

 新たにバトルスタジアムへの導入を考えられている全自動要塞!その名もギガンテス!

 しかも今回はこのバトルロワイヤル専用の特別仕様となっており要塞そのものが動きます!

 果たして残された選手達は無事に生き残る事が出来るのでしょうか!?』

どうやら司会をしているお姉さんの話では今回はギガンテスのお披露目を含めた予選となっていたようで

更にはこのバトルロワイヤル用に特別な改造を施されているらしく確かにギガンテスは周囲の敵がいなくなると

その土台に設置されていたキャタピラを展開しそのまま次の目的地へと移動を開始する

運良く先ほどの攻撃から逃げていた清志郎はその光景を見て少しだけ安心しながら元の場所に戻る

(まさかギガンテスが出てくるなんて・・・剣也君とかなら大丈夫だろうけど・・・

 今の僕達が一人でアレを相手にするのはかなり厳しそうだな・・・おまけに周りは敵だらけだし・・・)

清志郎の考えている通り、このバトルロワイヤルではギガンテスを相手にする方がデメリットは大きい

何故ならば周りは敵だらけでギガンテスに向かおうものならばその後ろを撃ってくるからだ



(それはおそらくみんなもわかっているはず・・・つまりここからの戦いは隠密戦・・・!)



一方その頃、ギガンテスが動き出した事をアナウンスで知った剣也はすぐに動き出していた

しかしそれは身を隠す為ではなくむしろその逆・・・ギガンテスと戦う為に近づこうとしていたのだ

(今の自分一人でどれくらい戦えるのか試してみたいしな・・・!ここは敢えて挑みにいきますか!)

剣也は今の自分の実力を確かめるのにギガンテスはうってつけだと考えたようで

だからこそギガンテスの元へと向かおうと思ったのだがここで一つ、誤算が生じた

「うん?さっきまで俺の事を避けてたのに・・・一体どういう風の吹き回しだ?」

なんと先ほどまで剣也達とは戦おうとしていなかった他の参加者達が束になって襲い掛かってきたのだ

剣也はどうして今頃になって自分が襲われるのかと思ったがその理由は間違いなくギガンテスだった

正直な話、最初に登場したギガンテスの範囲攻撃を見れば誰だって恐怖を覚えるだろう

そしてその恐怖は剣也達すらも上回りアレと戦うくらいならば人間と戦った方がマシだと考えたのだ

「う〜ん・・・俺としてはギガンテスと戦いたかったんだけど・・・まぁしょうがないか・・・相手してやる!」

向かってくるのならば相手をしないわけにはいかず剣也は彼らの相手に専念する事にした

そして彼らは後で後悔をする事になる・・・まだあの巨大要塞の方がマシだったと・・・

他の場所でも先ほどまで相手をされなかった強者達が集団で襲われておりそれを跳ね除ける戦闘が行われていた

このアイディアを考えた伊部牧としては出来ればギガンテスと戦ってほしいという思いがあったが

これはあくまでも予選に出るための八人を決める戦いなので彼らのやっている事は間違いではない

唯一の間違いがあるとしたらギガンテスを無視して強者に戦いを挑む事が正解だと思っている事だろう

特に鮫牙と氷塔がいる場所では圧倒的な戦闘が行われており残り生存数がすごい勢いで減っていく

(・・・もうそろそろ三桁を切りそうだな・・・まぁこれだけの戦闘をしていれば当然か・・・)

おそらく剣也、鮫牙、氷塔は既に三桁を超えるGATを機能停止にしており

もしも撃墜数が表示されていれば間違いなく彼らが上位と名を刻んでいただろう

そして鮫牙はこれらの事を考えてもうそろそろ予選の終わりも近いと考えていた

(ふむ・・・もうそろそろ予選も終盤か・・・ならばとっておきを発動するかのう?)

同じく伊部牧も予選の終わりが見えてきた事もあってか

ギガンテスに搭載されているとっておきの機能を発動させる事にした

「それじゃまぁ・・・スイッチ・・・オン!」



「おっおい・・・!何だよあれ・・・!あんなの勝てるわけねぇだろ!?」

驚く参加者達の前に広がっていたのは要塞の姿から巨大な四本の足と顔が出てきて

まるで獣のような姿へと変形したギガンテスの姿だった

まさにその姿はみんなに恐怖を与えており誰もが恐怖で戦いを放棄し逃げ回っていた

「・・・やはりやり過ぎではないですか?これ・・・下手したらトラウマになる子もいますよ?」

「これだけの参加者から強者を決めるのじゃ・・・これくらいは超えてもらわねば困るわい

 それに・・・どうやらアレに挑もうとしている者はちゃんとおるようじゃぞ?」

その言葉を聞いて大樹署長はバトルスタジアムの方を見ると確かにギガンテスと戦おうとしているGATがいた

そしてその二機は彼もよく知っている機体であり何度も逆境を超えてきた者達だった

「いいのか?俺達って敵同士で宣戦布告されたと思うんだけど・・・共闘とかしちゃって」

「あんなのが暴れたらこっちとしても良い迷惑だからな・・・邪魔をしなければどうでもいい」

そう・・・その二機とは他でもない剣也のヤマトと鮫牙のジョーズであり彼らはギガンテスと戦おうとしていた

本来ならばバトルロワイヤルなのでお互いにライバル同士ではあるのだが彼らの望んでいるのは真っ向勝負のみ

つまりここで戦う事には何のメリットもないからこそこうして再び共闘する事になったのだ

二人はギガンテスに怯える事なくそのまま凄い勢いで突っ込んでいくとギガンテスから攻撃が飛んでくる

しかし二人は砲撃を華麗に躱しながらギガンテスの懐に入り込む

もちろん近づかれた場合の対処もしていないわけはなく体の至る所から機銃が飛び出してきたが

ヤマトとジョーズは尋常ではない勢いで砲座を破壊しながら中央のメインシステムを目指していく

「やはりあの二人の実力じゃとこれくらいの武装では簡単に攻略されてしまうか・・・

 じゃが・・・このギガンテスは前の時は違う・・・!もちろん最後の番人に関してもな!」

「・・・伊部牧さん・・・なんか悪役みたいな事言ってますけど・・・本当に大丈夫ですか?」

若干、大樹署長が不安になりながらも二人は全ての砲座を破壊し頂上に辿り着いた

するとそこで二人を待っていたのはまるで中世に存在した王の様に機械の馬に跨るGATが待ち構えていた

「どうじゃ!?これこそが新たに改造を加えた自立型のGAT!その名もトロンじゃ!」

伊部牧はまるで自慢でもするかのように二人を待ち構えていたトロンの事を説明しようとしたのだが

次の瞬間、トロンは動く間もなくヤマトとジョーズに破壊されてしまい伊部牧は言葉を失った



『バトルアップ!』



『試合終了!バトルスタジアム最大のギミック!ギガンテスが機能停止すると同時に試合終了!

 どうやらバトルスタジアムに残された代表者八人が決まったようだ〜!!』

剣也達がギガンテスを停止されると同時にどうやら予選自体も終わっていたようで

司会のお姉さんの話を聞いてようやく二人はもうそんなに人数が減っていたのだと分かった

「てっきりまだ二桁くらいは残ってると思ったけど・・・思ったよりも早かったな〜・・・」

「おそらくはあの要塞から逃げた先で潰し合いが発生し一気に数を減らしたんだろう・・・

 だが俺とお前が残っている事実に変わりはない・・・それに・・・あいつもな・・・」

そう言って鮫牙が見ていたのは他でもない氷塔でありもちろん彼も予選通過者に残っていた

それだけではなく他にも乙女、清志郎、蜜柑の三人も残っていたのだが三夏と優の姿はなかった

「すいません・・・私達はギガンテスが変形した時に真正面に立ってて・・・」

「何も出来ずにやられてしまったよ・・・まぁ流石に今回は運が悪すぎたね」

どうやら二人は運悪くギガンテスが変形した時、真正面に立っていたようで一掃される瞬間に巻き込まれたようだ

それを聞いた剣也達もそれならば普通に仕方がないと思っている中で残っているメンバーを確認した

(俺に鮫牙、氷塔、乙女、清志郎、蜜柑・・・律矢も残ってたのか・・・そしてもう一人・・・)

様子からして最後の一人は運良く生き残ったようで実力はそこまで高くはない様だった

つまりここからの勝負は顔見知り同士の戦いという事でありその中で最も強い人間が決まる

それを理解した剣也は誰が相手なのだろうとワクワクしていた

『それではバトルスタジアムのセッティングがあるので残った代表者の人達は控室に行ってください!

 そしてセッティングが終わり次第・・・本戦で戦うトーナメントを発表したいと思います!』

果たして誰と誰が戦い生き残る事になるのか・・・いよいよ本当の勝負が始まろうとしていた

予選が終わり選ばれた八人の選手

果たして最後まで勝ち残るのは一体誰なのか!?

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