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戦いの時、再び

再び始まる闇の組織とのバトル

剣也は学校についてすぐに今朝になって起こった事をみんなに話した

自分でも信じられない現実に対してみんなの反応も様々だったがどうやら嘘だとは思われていないようだった

「それにしても勝手に武器が出来ていたって・・・ヤマトと言いどうなってんのよ?アンタの家」

「そんなもんが俺が聞きたいよ・・・でもなんか少しだけデザインが違うような気がするんだよな〜・・・」

確かに剣也達の描いた設計はどちらかというと昔の武器をモチーフしていたので少しだけ古い感じだったのだが

実際に出来上がっていた武器はとてもメカメカしいデザインになっており見慣れない部品なども使われていた

「・・・どうする?やっぱりここは伊部牧さんとかに話した方がいいのかな?」

「そうだな・・・忙しいとは思うけど明らかに異常事態ではあるし話した方がいいだろうな」

この異常事態は流石に報告しなくてはならないだろうと

剣也達は考えて放課後になったら伊部牧に報告をしに向かおうと考えていた

しかしその前に清志郎達はその出来ていた武器を詳しく見せてもらおうと剣也に告げて机に置いてもらう

「・・・確かに私達の考えたデザインとは違うわね・・・もしかして何か他にもギミックがあるのかも・・・」

「だとしてもそれを確かめるには色々と実験するしかないけど・・・本当に使えるのかな?」

「それも試した方がいいと思う・・・ギミックを試す為だけじゃなく武器に慣れる為にも」

蜜柑の言う通り武器を作り出したのはいいがまだ剣也はそれを使ってはいない

一応は優の家で練習自体はしたがそこまでうまく出来た覚えはなく練習はもっと必要になってくるだろう

そう言った意味では一刻も早くヤマトを動かしたいと思っている剣也だったがまだ修理が終わっておらず

おそらく今日はバトルも出来ないだろうと言う悲しい諦めが剣也の中にはあった

「・・・そういえば例の彼なんだけど・・・ここ最近は姿を見なくなったね・・・」

「私達に興味を無くしたってところなんじゃないの?まぁこっちも居なくなって清々するけど」

乙女はどうやら彼の事が嫌いなようで居なくなってくれた事でとても安心したような顔をしていたが

剣也としてはリベンジをしたかった思いもあるのでどこかでもう一度、会いたいと思っていた

「・・・もうそろそろ授業が始まりそう・・・早めにそれをしまった方がいい」

そんな中で蜜柑が担任の先生が来る事を悟り剣也は急いでヤマトと武器をしまって授業の準備をする

(・・・早くお前も戦ってみたいって思うよな・・・ヤマト・・・)

しかし彼らはこの時、想像もしていなかった・・・この後で彼らは予想外の再会をする事になるという事を・・・



一方その頃、とある場所ではミッドレイと呼ばれていた女性と何人かの部下がどこかに押し入っていた

「う〜ん・・・もっと制圧するのに難しいかと思ったけど・・・思ったよりも早く終わちゃったわ〜・・・」

「これから我々はあのお方に言われた事を実行したいと思います・・・ミッドレイ様はどうなさいますか?」

「そうね〜・・・正直な話、仕事はとっくに終えちゃったからやる事ないのよね〜・・・」

まさかこんな簡単に仕事が終わるとは思っていなかったミッドレイは完全に暇になってしまい

これからどうしようかと考えた時に彼女はこの前にリーダーと約束をした事を思い出した

「そうだ・・・!これから彼に対して少しだけ仕掛けてみようかしら?どっちにしても陽動は必要だろうし

 それじゃあ・・・悪いんだけど何人かの人間を貸してもらってもいいかしら?」

「もちろん構いませんが・・・こちらは人の手でやらなくてはいけないのでAI搭載型を貸しましょうか?」

生憎とこの後の仕事には人の手が必要になってくるのでそこまで人を貸すわけにはいかず

そこで前回も使ったAI搭載型のGATを使うかどうかを尋ねられたミッドレイだったが丁重にそれは断った

「今回はあくまでも戦うのが目的ではなく時間を稼ぐのが目的だから流石にAI搭載は使えないわ

 今の時点では彼らに命令出来るのはレーダーに捉えた相手を倒すだけだからね・・・」

そう・・・彼らの使うAI搭載型のGATはそこまで難しい事を設定する事は出来ないのだ

それ故に迎撃には向いているのだが今回のような陽動には向かず実用的ではなかった

「と言うわけで今回、彼らの出番はないからここの防衛にでも回していてちょうだい

 私達の方は少数精鋭で構わないわ。起こす事件も規模は小さいけど広範囲でやるつもりだから」

そう言ってミッドレイは何人かの部下を借りてその場所を後にするとみんなに命令を出して散開させる

「さてと・・・本当は私が直接、彼と遊んであげたいんだけど・・・それはダメと忠告されているし

 なんだか少しだけ欲求不満・・・やっぱり見てるだけなんて満足出来ないわよね〜・・・」

ミッドレイはどうにかして剣也と戦う方法はないだろうかと考えた時に一つだけ案を思いついた

それは今、襲撃しているこの場所を彼らが発見するというものだった

彼らがここを発見し開放しにくれば流石のリーダーといえどもミッドレイに迎撃の命令を出すだろう

そうなれば彼女の願っている通り、剣也との戦いを行う事が出来るという考えだった

「その為には・・・私も少しだけ暗躍しないといけないけど・・・いや・・・もしかしたら・・・」

何を考えているのかミッドレイはクスクスと妖艶な笑みを浮かべながらその場を後にするのだった



一方その頃、伊部牧達は解析した情報を大樹署長に報告に来ていたのだが情報はあまりにも多かった

「ふむ・・・これほどまでに膨大なデータがたったの一部でしかないのですか・・・

 取り逃がしてしまったものには一体どんな事が記されていたのか・・・不安になってきますね・・・」

大樹署長もまさかこれだけの情報があるとは思っておらずしかもこれでまだたったの一部でしかないのだ

逆を言えば彼らの計画はこれらのデータよりも遥かに膨大で大きく壮大なものだと言う事でもあった

「・・・果たしてこれが活かされるかどうか・・・その計画にもよりますね・・・」

「ああ・・・もしもこのデータがその計画の中核を担うものならば良いのじゃが・・・

 問題は・・・ワシらがそれらを調べている間に彼らがどこまで計画を進めるか・・・じゃな・・・」

そう・・・伊部牧の言う通り彼らとてこの時間を何もせずに過ごしているわけではない

もちろんこのデータに記されている計画を実行する為に行動しておりその速度は自分達にも分からない

つまり下手をすれば自分達が獲得したデータは全て無駄になってしまう可能性が十分にあるという事なのだ

「・・・本当ならば本格的に捜査も始めたいのですが・・・例の事件で人手を割かずにはいられなくなりました・・・

 それこそ民間の・・・剣也君達とは違うファイターに協力をお願いしているくらいです」

「ふむ・・・その協力と言うのは例の元日本チャンピオンか・・・よく企業が協力してくれたのう?」

どうやらその元日本チャンピオンはプロを引退して今は企業に属しているらしいのだが

伊部牧としては企業としてはこんな危険な事件に自分の職員を巻き込もうとは思わないと考えていたのだ

「彼たってのお願いでしたからね・・・おかげでこちらは違法GATに対してだいぶ楽を出来ています」

「そうじゃったのか・・・彼もまたGATをこよなく愛する人間で助かったのう・・・」

大樹署長の話ではその元日本チャンピオンの協力は彼からのお願いでもあったそうで

それ故に企業も強く反対する事は出来ずこうして民間協力する結果になっているそうなのだが

何故かその事に対して大樹署長はなんとも言えない微妙な顔をしていた

「・・・実はですね・・・その元日本チャンピオンには弟さんがいるのですが・・・

 その彼も兄には内緒で我々に協力してくれているんです・・・もちろん危険な事はさせていませんよ!?

 ですが・・・もしも元日本チャンピオンにバレたらと思うと・・・なんとも複雑な気持ちで・・・」

「いやそれくらいはお主の人柄を考えれば分かるわい・・・それにしても誰にも言わず警察の捜査に協力か・・・

 何やらワシらにはよく分からぬ事情があるみたいじゃのう・・・それで?その協力者の名前は?」



「・・・国崎・・・国崎 鮫牙という名前です・・・」



肝心の名前が上がっていた鮫牙は剣也達がよく行くバトルスタジアムとは違う別の場所でGATファイトをしていた

しかしその戦い方はいつものような冷静さがなくまるで八つ当たりでもしているようだった

(クッソ・・・!俺はいつまであの戦いを引きずっているつもりだ・・・!あの勝負に勝ったのは俺だ!

 だが・・・どうしてのあの時の攻撃が頭から離れない・・・!畜生・・・!なんなんだこの気持ちは!?)

こうして無事にバトルを終えて勝利した鮫牙の気持ちは晴れずイライラしながらバトルスタジアムを後にする

するとそこで何やら怪しい人影を発見し密かに後を付けていくとその男は怪しいGATを使用していた

「・・・お前・・・そこで一体何をしている?お前が使っているそのGAT・・・違法に改造されているな?」

「ほう?どうやら民間のGATファイターですか・・・流石にこんなところでバレてしまうわけにもいかないのでね

 悪いですが・・・貴方には少しだけお眠りしていただきましょうか・・・!」

(こいつは・・・!前に大樹署長に見せてもらった軍用のGAT!!)

その男が使っていたGATはかつて剣也達が戦った鉄壁の防御力を誇る重量級の軍用GATだった

もちろん鮫牙はその情報もちゃんと教えられていたので対処法も知っている

「なるほど・・・どうやらお前は例の組織の一員らしいな・・・それにしても事件か・・・

 一体何を考えているのかは知らないが・・・とにかくお前はここで潰させてもらう・・・!」

(別に構いませんよ・・・どうせ私も時間稼ぎの一人・・・私だけに構っていては大怪我をしますよ?)

再び動き出してしまった闇の組織

果たして剣也達はこれにどう立ち向かうのか!?

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