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鮫VS兜

剣也VS鮫牙!

あれから剣也達は氷塔が負けた相手である鮫牙と言う男を探しに向かっていた

もちろんバトルをするわけでもなく彼がどうして自分達を探しているのかその理由を知る為だった

「う〜ん・・・律矢の話では戦ってからそんなに時間は経ってないから近くにいると思ったんだが・・・」

「それらしい人物は見当たらないわね・・・てか別にあいつの狙いがあんただって言うのなら

 探す必要なんてないんじゃないの?どうせ向こうからやって来るはずでしょ?」

確かに乙女の言う通り相手が自分の事を探しているのならばわざわざ探す必要はないのだが

やはり目的が気になる以上は早めに探し出して手遅れになる前にそれを知る必要があると剣也は考えていた

(もしかしたらその男が狙っている理由がこのヤマトにある可能性もあるからな・・・)

そう・・・彼らの仲間ではないにしてもその少年が狙っているのは剣也の持っているヤマトの可能性は十分にある

それを悪用するのかそれとも保管するのが目的なのかは分からないが

どちらにしても今の時点でヤマトを取られる事は彼らにとってとても都合の悪い事なのは間違いない

それに彼自身が悪くなくてもその命令した人物が悪い可能性も十分にあり得るのだ

そんな色々な思惑があるからこそ出来るだけ早めに彼を見つけなくてはならないのだが

「でもな〜・・・どんな人物なのか律矢に教えてもらったのは良いけど手掛かりがな〜・・・」

「さっきから色んな人に話を聞いてはいるけど・・・それらしい人を見たって情報はないよね・・・」

「どうする?このまま探しても多分、出会えない確率の方が大きいわよ?」

ここまで探してあまり良い情報は得られていないのでこのまま探しても乙女の言う通りになるだろう

なので何か別の方法を使って探さなくてはならないと考えていたのだがその方法が思いつかなかった

「俺らってあんまり人探しとかした事ないしそいつの事も全然、知らないからな〜・・・

 そんな奴の事を探すなんて・・・自分で言うのもなんだけど無理じゃね?」

「いや探し始めてすぐにそんな事を言われても・・・実際にそう思うのは仕方ないけどね?

 それじゃあ彼が最初に現れたバトルスタジアムに戻ってみる?もしかしたらいるかもしれないし」

剣也達はこのまま探しても見つけられない可能性の方が高いので探す事をやめて

一度、彼が現れたとされるバトルスタジアムへと戻りもっと彼の事を調べる事にした

(・・・あれ?これでもしもそのバトルスタジアムにいた場合・・・ヤバいんじゃねぇの?)

そしてこの時の謙也は気づかなかった・・・これがフラグなのだと言う事を・・・



一方その頃、伊部牧はようやく情報の分類分けが終わりいよいよ精査の作業を始めていたのだが

その分類分けの作業をしている時点で既に彼は自分の得た情報に対して恐怖していた

(・・・ワシが分類分けした情報の中にはあそこで開発されていたGATの事も書かれていたが・・・

 特に危険だと判断したのは小烏丸の持っていたGATを含めた四体・・・情報は少しだけじゃったが

 それだけでも既に尋常ではないほど危険だと言う事は理解出来た・・・じゃが・・・)

問題はそれに対して今の伊部牧が考える限り対策のしようが何もないという事だった

その理由は他でもない相手の機体はバランスのいいものではなくとある事に特化していると言う事だった

それにより明確にある弱点も結局は相手を誘う罠になってしまうので弱点にすらなっていない

言うならば長所を伸ばして他がそれでカバー出来るようになっているという事だった

それがある意味では最も相手に対して攻めにくいタイプの機体であり伊部牧の調べた四機はまさにそれを意味しており

おそらく、それらに今の剣也達が勝てる確率はほとんぞゼロに近い確率だと言えるだろう

(おまけにそれを使うのは小烏丸のようにGAT操作に対して卓越した腕を持っているはず・・・

 おそらくはこれらのGATの性能をフルに発揮するだけの力は持っているじゃろう・・・

 それを考えたら・・・勝利する可能性などそれこそ砂漠の中から一粒の砂金を探すくらいの可能性じゃ・・・)

やはり剣也達のパワーアップは必須の事であり伊部牧はどんなパワーアップをさせれば良いのかを考える

おそらく彼らだけで練習していたとしてもそこまで大幅なパワーアップは出来ないだろう

だからこそもっと強い相手と戦って何よりも経験を積ませたいと考えてはいるのだが

生憎と伊部牧にそれだけのツテは持っていないのでどうすれば良いのか考えていた時だった

「む?大木署長からか・・・まだ情報は精査出来ておらんのじゃが・・・何かあったのか?」

とにかく伊部牧は大木署長からの連絡に出てみると何やら少しだけ慌てている様子だった

「どうしたんじゃ?何やら随分と慌てている様子じゃが・・・もしや彼らに動きでもあったのか?」

『いいや・・・今回、彼らは関係ないんですが・・・少しだけ厄介な事が起きていまして・・・

 それで剣也君達と話をしたんだが・・・その様子からして伊部牧さんの近くにはいないようですね・・・』

どうやら大木署長が話をしたかったのは伊部牧ではなく剣也達だったようなのだが

先ほどの反応からして伊部牧のところには剣也達は来ていないのだと判断し少しだけため息を吐いていた

「・・・それで?一体何を剣也君達に伝えようとそんなに慌てていたのじゃ?』



『・・・実は・・・私達の調査に協力している人物の一人が彼の噂を聞いてしまいまして・・・』



一方その頃、剣也達は清志郎の提案通りバトルスタジアムへと戻ってきていた

すると何やら騒ぎのような事が起こっており剣也達はもしかしてと思ってその場所に向かうと

そこでは凄まじく強いファイターの一人が大勢を相手にして見事に勝ち抜いていた

「やっぱりスゲェなあいつ・・・この前と同じようにたった数分で百人斬りを成し遂げちまったよ・・・!」

「・・・って事は間違いない・・・!彼こそが氷塔さんを倒した国崎 鮫牙・・・!」

清志郎がようやく見つけたと彼の名前を発した瞬間、鮫牙はこちらに気がついたのかゆっくりと近づいてきた

「・・・なるほど・・・お前らが例の事件を解決した民間のファイターと言うわけか・・・

 それで?お前らの中で一番強い奴は誰だ?俺とここで戦ってもらおう・・・!」

「・・・この中で一番強いのは俺だ・・・!勝負なら俺と・・・このヤマトが受ける・・・!」

剣也が自分の愛機でもあるヤマトを見せると先ほどまで仏頂面をしていた鮫牙の顔が少しだけ変わった

「そうか・・・確かにあの時戦った男よりも強いみたいだな・・・だが果たして俺に勝てるか?」

二人は特別にバトルフィールドを借りてそこで一対一の戦いを始める事にした

(あいつの機体・・・確かにこれまで戦ったどのGATよりもすごいプレッシャーを放っている・・・!

 間違いなく・・・現時点で最強の対戦相手だと考えるべきだ・・・!)

目の前にいる鮫をモチーフにしたGATを前にして剣也は間違いなくこれまで戦ったどのGATよりも強いと判断していた

そしてそれはGATだけの話ではなくそれを操っている鮫牙自身にも言える事だった

故に迂闊に攻める事は出来ず剣也はとにかくまずは相手の動きを見なくてはいけないと防御の構えに入る

「・・・俺のジョーズを前にして守りの体勢か・・・それが命知らずな行為だという事を教えてやる・・・!」

ジョーズと呼ばれた鮫牙のGATは凄まじい速度でヤマトに突っ込んでいくと

ノコギリザメの頭を模した剣が振り下ろされる

剣也はそれをギリギリで回避したと思ったが避けたと思ったその瞬間、剣が再びヤマトに迫った

もちろん回避行動を取っていたヤマトにこれを躱す事は出来ず腕で防御するしかなかった

しかしジョーズの持っていた剣の一撃は高くヤマトの腕に深刻なダメージを残した

「まさかここで武器を使っていないハンデが出るなんて・・・!このままじゃ・・・!」

清志郎の言う通りこのままでは間違いなく剣也は負けてしまうだろう

だが外から見ている彼にどうにかするような力はなくもはや負けるのは時間の問題だった



(どうする・・・!?このままじゃどう考えても負けるのは目に見えている・・・だったら一か八か・・・!)



一方で鮫牙の方は序盤の方こそ確かに氷塔よりも強いとは判断していたが

先ほどの攻防だけで既に自分の方が強いと理解したのか興味を無くしている様子だった

(軍用GATを倒したからどれほどの相手かと思っていたが・・・まさかこの程度だったとはな・・・

 それに武器も無しで戦いをこのジョーズに戦いを挑むとは・・・呆れてものも言えない・・・)

完全に鮫牙は剣也とヤマトに対して興味を無くしたようでジョーズはゆっくりと剣を構えた

「・・・どうやら俺の見込み違いだったようだな・・・これしきではもはや勝負にすらならない・・・

 だったら最後くらいは手向として・・・一太刀で終わらせてやる・・・!」

鮫牙はこれ以上の戦いは無意味だとはっきり告げると決着を付けるべく

今までの中で一番の速度を見せると同時に素早くヤマトの懐へと入り込んで剣を振り抜こうとした時だった

「!?」

その瞬間、鮫牙の視界が捉えていたのは他でもない自分に向かってくるヤマトの拳だった

正確に言うのならばジョーズの頭に打ち込んでこようとしているヤマトの拳であり

自分も剣を振り抜こうとしているので残念ながらこの攻撃を避けるだけの余力はジョーズにはなかった

(まずい・・・!このままではまともに喰らう!!だが・・・避けられない・・・!!)

鮫牙が悟ると同時に両者の一撃が入り二体は大きく空へと吹き飛ばされるとそのまま地面に落下する

大きな土煙が上がる中、誰しもがどちらが先に立ち上がるのかをじっと眺めていた

そして・・・土煙の中から姿を現したのは他でもない・・・ジョーズの方だった

鮫牙との戦いに負けた剣也

果たしてこの戦いで彼は何を感じたのか!?

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