工場での激闘!
今回はバトルは軽めです
ようやくヤマト達の修理を終えて剣也と蜜柑は例の廃工場へと向かっていた
入り口まで向かうとそこには既に氷塔の姿もあり合流した三人は入り口から中の様子を確認する
「すごい数のGATだな・・・これを見つからずに行くのは無理だろ・・・」
「ならば真っ向から突っ込むしかないな!そちらの方が俺の性に合っている!!」
「馬鹿なの!?あの数をたった三人で戦うとはどう考えても無謀でしょうが!!」
工場の中には見ただけでも千は軽く超えているであろうGATが徘徊していた
流石の彼らでも三人だけでこれだけの数を相手にするのは無理があり他の侵入ルートはないか探索する
しかしどこを探しても敵のいる数に変わりはなくこのまま侵入するのは不可能に近かった
「・・・どうやら他の侵入ルートも塞がっているみたいね・・・やっぱり強行突破しかないのかも・・・」
「いやいや・・・だとしたら確実に小烏丸のところまで行けない事が確定してるじゃん・・・
もしかしたら俺らには見えない何か他のルートがあるのかもしれないだろ?そっちはどうだ?」
「通風口からならばおそらくは行けるだろうが・・・問題は中が暗くて敵が見えない事だな」
確かにもはや恒常には電気が送られておらず生産工場のある地下まで向かわなければ光なんてものはないだろう
それ故に通風口の中に敵がいたとしても気づく事は出来ないしたとえ戦う事になっても厳しいだろう
「とはいえ表で戦ったとしても勝ち目はないか・・・なら可能性の高い方で進むしかないな」
『それなら私達がナビゲートしてあげるわ!それならもっと侵入もしやすくなるでしょ?』
突如として声が聞こえてきて三人は振り返るとそこにはGATよりも小さいドローンが浮いていた
「その声・・・もしかして乙女か!?なるほどドローンで俺達の先を見てくれるってわけか!」
『私達もGATは壊れてないけど一緒に戦えるんだって事を証明しないとね・・・!それじゃあお先!』
『乙女が確認した映像を僕が操作するドローンで教えていくから案内は任せてね!』
乙女は小型のドローンを使って通風口の中を確認してくれるようで剣也達よりも先に入っていく
それについていくような形で三人も通風口の中へと入りゆっくりと周りを警戒しながら先に進んでいく
『その先の道を左に向かうと三体ほどGATがいるから一度、右にある倉庫に向かって!
そこで降りてからGATを出してあの三体を倒したら左にも進めるようになるはずだから』
清志郎の話ではどうやらこの先に敵の存在があるらしく先へと進むにはそれを倒さなくてはいけないようで
剣也達は清志郎の言う通り右へと進みそこから降りて倉庫からヤマト達を操作しGATを倒しに向かう
「この通風口での戦闘か・・・なんか昨日のビル立て籠りを思い出すんだけど・・・」
「お前らが解決した例の事件か?その時に戦った軍用のGATもここにはいるのか?」
『この先にいる三体は市販のGATを改造しただけの物だったけど・・・地下にはいるかも』
「なるほどな・・・ならその時を楽しみにさせてもらうとして・・・まずは目の前の敵だ!」
剣也と氷塔は凄まじい勢いで突っ込んでいくと相手が反応出来ないほどの速度で三体のGATを倒してしまう
「・・・私の出番・・・なかった・・・」
『あはは・・・それよりもさっきのGAT・・・なんか様子がおかしいように感じたんだけど・・・』
確かにいくら二人の実力が高いと言ってもここまで圧倒的な差がある事はおかしく
清志郎は先ほどのGATには違法に改造されている以外に何かあるのではないかと思っていると
「・・・どうやら清志郎の言う通りみたいだな・・・こいつは人が操っていたものじゃないみたいだ・・・」
「AI操縦の違法GATというわけか・・・だとしたらここにはもうほとんど人が残されていない事になるな」
今回の目的はあくまでもこの工場に残っている人から詳しい情報を聞き出す事が目的であり
その肝心の人間がいないのでは作戦は無駄足で終わるのではないかと思っていたが剣也の考えは違った
「いや・・・本当に人がいないならこんな風にAI操縦のGATを置いておく必要だってないはずだ
って事は・・・まだここには少ないだろうけど人が残ってるって証拠でもある」
「・・・なるほど・・・お前らが見たという例の小僧か・・・俺もあいつは因縁があるからな・・・!
出来る事ならば会って一発でもいいからぶっ飛ばしてやりたいと思っていたところだ・・・!」
どうやら剣也だけはこの工場には絶対に人が・・・小烏丸がいるはずだと考えているようで
それを聞いた氷塔も因縁があるので出来る事ならば戦いたいと考えていたみたいだ
「その為にはまずこの工場にある地下への入り口を目指さないとな・・・乙女の方はどうだ?」
『う〜ん・・・どうやらこの先にも結構な数の敵がいるみたいで捜索に苦戦している感じかな?
でも律矢さんの話ではサーモグラフィーで確認しまだ工場が稼働しているらしいから
人が逃げた形跡はないらしい・・・余裕の表れなのかもしれないけど・・・』
清志郎の話ではまだ工場は稼働を続けているらしいので誰かが逃げた形跡はないらしいのだが
肝心の入り口を探している乙女は敵の数が多くて捜索に苦戦しているらしく
剣也達もこの倉庫にはGATの姿が見えないのでここから操作して敵を倒していく事にした
「・・・流石に百体とは言わなくても・・・それなりの数を倒してきたな・・・」
『だね・・・正直な話、もうバレていてもおかしくないと思うよ・・・おそらく待ち構えているのは・・・』
「地下だな・・・!それで?その地下への入り口は見つける事が出来たのか?」
『それがまだ乙女が結構苦戦『見つけた!ようやく入り口を見つけたわ!』本当!?剣也君!』
「ああ!ちゃんと聞こえていた!そこまでのルートを今すぐに教えてくれ!」
三人は清志郎の案内を頼りに立ち塞がる全てのGATを倒しながら地下へと入り口へと向かった
「ここが地下への入り口か・・・!二人共・・・覚悟はいいな!?」
「ああ・・・!いっちょ派手に暴れてやろうじゃねぇか!とっとと行くぞ!!」
三人は地下への扉を開けて階段を降りていくとそこには大量の軍用GATが待ち構えていた
「やっぱりここで待ち構えられていたか・・・!しかも軍用GATがここまで大量に・・・!」
「ええ・・・でもこれを全部倒さないと先へは進めない・・・!やりましょう・・・!」
おそらく数は地上にいたものよりも少ないだろうがそれでも百は超えているだろう
これだけの数を相手にすれば間違いなく小烏丸との戦いに使えるだけの体力は残されていない可能性が高い
それでもこれだけの数のGATを放置しておくわけにもいかないので戦うしかなかった
しかしそこへタイミングを見計らったかのようにヤマト達の後ろから軍用GATへと攻撃が飛んでいった
一体何が起こったのだと剣也達は後ろを確認するとそこには律矢達のGATの姿があった
『氷塔!ここは俺達に任せて先に向かえ!』
「律矢!?それにお前達も!!病院のベッドで大人しくしていたんじゃないのか!?」
『生憎と大人しく寝ているような子分はここにはいないぜ?それにこれくらいの相手なんて俺らでも十分だ!』
「・・・分かった・・・!ここはお前達を信じて任せる・・・!行くぞ!」
この場での戦いは律矢達に任せて剣也達は先へと向かう事にした
そして奥まで進んでいくと剣也達はそこで衝撃の光景を目にする事となった
「おいおい・・・!これってもしかして律矢達が戦っているGAT!?こんなに量産されているのか!?」
なんとそこには複数のベルトコンベアが稼働しておりそこには律矢達が戦っている軍用GATが生産させていた
しかもその数はまるでお菓子でも作るかのような数と速度であり剣也達は恐怖を覚えるしかなかった
「あんな危険な兵器をこんな大量に・・・!彼らは自分が何をしているのか理解しているの・・・!?」
「理解していて・・・その上でやっているんだろうよ・・・!じゃなきゃこんな光景はありえねぇ・・・!」
この光景を見た三人は思わず怒りで拳を握りしめるが残念ながらここにはそれをぶつける相手はいない
いや・・・その相手を探す為に剣也達はここに乗り込んできたのだ・・・こんな事を終わらせる為に・・・!
「・・・行こう・・・!この先にいる小烏丸にも問い詰めないと・・・!自分が何をしているのかをな・・・!」
「そうだな・・・!俺も一発だけなんて小さい事は言わねぇ!コテンパンにしてふんじばってやる!」
三人は決意を新たにその部屋を通り過ぎて地下施設の最奥まで進んでいくとそこには小烏丸が待っていた
「ようやく来たね・・・!オイラもこの時が来るのをずっと待ってたよ!」
「ああ・・・!俺もお前には会いたいと思っていた・・・そしてついさっきその思いが強くなったよ・・・!」
「随分と怖い顔してるね?もしかして前の通路にあった物を見たからなのかな?その顔・・・いいね・・・!」
怒りに満ちた剣也の顔を見ても小烏丸は怯える様子はなくむしろその顔を見て喜んでいる感じだった
それだけでも既に異常なのだが剣也はグッと抑えて小烏丸に先ほどまで聞きたかった事を質問する事にした
「お前は分かっているのか?あれが一体どれだけの人を不幸にするのか・・・どれだけ危険な物なのか・・・!」
「もちろん分かってるよ?でもオイラはそんな難しい事は考えないようにしてるんだ!
だってオイラがそんなのを気にしても仕方なし・・・楽しむのにそんな感情は邪魔だろ?」
「そうか・・・どうやらお前とは本気で分かり合えないみたいだな・・・!」
一方その頃、工場の外では例の女性が工場の様子を確認していた
「へぇ〜?まさか本当にここまでやってくるなんて・・・しかもあの強さ・・・
GATが強いのか・・・それとも彼自身が強いのか・・・いずれにしても・・・気に入ったわ〜
もしも彼が本当に小烏丸を倒したら・・・本気で彼の事を狙っちゃおうかしら?」
怒りに震えながら小烏丸との戦いに挑む剣也達
果たして実力も未知数である彼に勝つ事は出来るのか!?




