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友情コンビネーション!

今回はバトルメインです

伊部牧に戦っている軍用GATの解析を進めてもらいながらなんとか時間を稼ぐ剣也達

しかし向こうのGATは彼らが予想していた以上の強さを持っておりそれを目の当たりにしていた

「マジで強化され過ぎだろ・・・!さっきから躱すので精一杯だし隙を突いて攻撃してもダメージがあんまりないぞ」

「さっきはパワーとスピードを重視したって言ったけどどうやらそれだけじゃないみたいだね・・・!」

ここまで戦ってきて分かったのは確かに清志郎の考えている通りパワーとスピードは重視されているのだろうが

それとは別に普通のGATに使われているような金属とは違う何か別の物でそのパーツが作られており

とてもではないが今のヤマト達の攻撃では彼らを戦闘不能にする事は出来ないと考えていいだろう

(となると後は伊部牧さんの解析結果を待つしかない・・・!それよりも気になるのは・・・)

そんな戦いの最中で清志郎が気になっていたのは目の前の軍用GATを操っている二人の人物だった

彼らは先ほどから剣也達が自分達の作戦を話しているのに全くと言っていいほど冷静に対応していた

いや・・・正確に言うのならば剣也達の発言をまるで聞いていないかのように動いていたのだ

いくら訓練された人間だったとしてもここまで相手の言う事を無視して戦う事は出来るだろうか?

おそらく答えは否でありたとえ嘘だったとしてもそこから相手の心理を考えるのは人間というものだ

しかし目の前にいる相手はまるで何も考えていないかのように行動していた・・・命令された機械のように

「!?まさか僕達の目の前にいるのは・・・!!」

清志郎はそれを確かめる為に戦いながらではあるがホークスを使って相手のヘルメットを破壊した

剣也達はその行動に驚いていたがホークスが破壊したヘルメットの中身を見てその驚きは上書きされた

「なっ!?こいつら・・・最初から人間じゃなかったのかよ・・・!?」

「なるほど・・・遠隔で動かす人型のアンドロイドじゃったか・・・!どうりで大人しいはずじゃ・・・

 となると目の前で戦っている軍用GATも別の場所から動かされている可能性は高そうじゃのう・・・」

「はい・・・!ですが相手にこちらの作戦が聞こえていないのは逆に好都合かもしれません・・・!」

相手に作戦を聞かれても大丈夫という事はどれだけ時間を掛けたとしても問題はないという事

そして相手に自分の弱点を悟られたと思われない事も出来るので圧倒的にこちらが有利となる

後はその有利な状況をどうやって活かしていくかを考えているとここでようやく伊部牧の解析が終了する

「解析は完了した・・・!しかしこれは・・・!?」

「どうしたんですか!?」



「・・・よく聞け・・・!お前さんらの戦っている相手はこれまでのGATとは違い

 本当に軍事目的で作られた言うならば完全に兵器としての運用を目的として作られた機体じゃ・・・!

 それ故に装甲も普通のGATで使われるような物とは違い軍で使われている代物に変えられておる・・・!」

「・・・つまり現状の俺達の攻撃じゃ傷を付けられないどころか

 ここにある道具をどれだけ使っても罅すら入らないって事か・・・!」

なんとヤマト達の攻撃はおろかどんな攻撃でも目の前にいる敵を倒せないと聞いてみんなは苦い顔をする

しかしここで彼らを倒さなければ人質を解放する事なんて出来ないし何よりもこれからの戦いを勝ち抜けない

「・・・いや・・・!ここで負けてなんていられない!伊部牧さん!何か弱点とかはないんですか!?」

「・・・あるにはあるが・・・これは弱点と言えるようなものではないぞ?

 あの機体には先ほども話したような軍で使われている特殊な金属が使用されておる

 しかしそれもとある方法を使えば簡単に形状を変化させられるほどに弱くなるんじゃ・・・!」

伊部牧の話では何かしらの方法で相手の装甲は比べ物にならないほど弱くなるらしいのだが

おそらくこれだけの事を言いながらもその方法を言わなかったのはそれを引き起こす事が不可能だからだろう

「でも・・・今はそれに賭けるしかないですね・・・!その方法が何か教えてください!」

「・・・高温のお湯じゃ・・・!それであの軍用GATの装甲は弱くなる・・・!じゃが・・・!」

話を聞いて剣也はどうして伊部牧がここまでその方法を言わずにいたのかその理由を知った

このビル内ではおそらく火災報知機を作動させればスプリンクラーで水を出す事は出来るのだろうが

伊部牧の言うお湯ではないしそもそもここまで動き回る相手にお湯を当てる事など出来るわけがない

つまりどんな方法を使ったとしても現状ではお湯を作って彼らに当てる方法がないと言う事だ

そんな中で剣也達はどうにかしてお湯を作り出す事は出来ないかと必死で考える

「・・・!一つだけ私に考えがある・・・!少しの間だけ粘ってもらってもいい?」

「どっちにしてもこのままだと全滅は確実だからな・・・粘るくらいなら任せろ!」

こうなれば思いついた事を試していくしかないと剣也達は足止めを任されて月兎と蜜柑はその場を離脱する

「さて・・・それじゃあ俺達は目の前の相手に専念するとしますか・・・!気合を入れるぞ!」

「そんな事は言われなくても分かってるわよ!とにかく蜜柑の作戦がうまくいくまでは相手してやるわよ!」

「そうだね・・・!この三人なら月白さんが戻ってくるまでの時間稼ぎくらいは出来る・・・!」



一方その頃、何か作戦を思いついた蜜柑がやってきていたのは先ほどまで激戦を繰り広げたセキュリティ室だった

「・・・あった・・・!ここなら部屋の温度を調節する事が出来る・・・!」

そう・・・蜜柑が考えていた作戦とはあの階の温度を上げて水をお湯にする作戦だったのだ

しかしこれは同時に諸刃の剣でもあり問題となってくると人間の体力が持つかどうかだった

(水をお湯にするには最低でも四十度以上の熱は必要になってくる・・・!正直、そんな場所で長時間も活動すれば

 人の身体機能に異常が出てもおかしくはない・・・けど・・・これ以外に作戦は思いつかない・・・!)

蜜柑の中ではこれ以外に今の時点で打てる手と言っていいのは他にはなくこの博打に賭けるしかないのだ

そして・・・おそらくは彼らもそれが分かっているからこそ自分を行かせてくれたのだろうと考えていた

(・・・みんな・・・!私はみんなを信じる・・・!だからお願い・・・どうか頑張って・・・!)

そんな信頼に応える為に自分も剣也達を信じようと蜜柑は月兎を使って剣也達のいる階の温度を上げた



「あっつ!?なんか急にこの階の温度が上がった気がするんだけど!?蜜柑の奴が何かしたのね!?」

「おそらくは階の温度を上げたんだろうな・・・となると残るはスプリンクラーを作動させるだけか・・・!」

流石と言うべきなのか剣也達は直ぐに蜜柑がこの階の温度を上げた狙いに気がついて

残る自分たちがやらなくてはいけない事を理解したのだが問題は時間だ

「おそらくこの温度で僕らがまともに思考を回せるのなんて十分くらいが限界だろうね・・・!

 スプリンクラーを作動させるには僕が狙撃すればいいだけだけど・・・問題は・・・」

「ああ・・・俺達が倒れるか、向こうが倒れるか・・・根性比べと言ったところだな・・・!」

あまりにも時間が掛かってしまえば生身である剣也達の方が先に倒れてしまうのは分かっており

そうなればもはやこちらに挽回の余地はなく完璧なる敗北と言っても過言ではないだろう

しかし逆を言えばその時間に水がお湯へと変化すれば目の前にいる二体のGATを倒す事は出来る

「・・・でも・・・向こうはそんな僕達の作戦とはお構いなしに行動してくるけどね・・・!」

「全くだ・・・!向こうは温度が変わった事に気づいてないからな・・・!」

そう・・・そしてもう一つの問題はその持久戦に対して相手は強気な姿勢で攻めてきているという事だった

本来ならば相手の方は攻めてこなくても負ける確率の方が低いので攻撃するだけ無駄なのだが

こちらの状況が分かっていない相手は先ほどと変わらずこちらを倒そうと攻撃を仕掛けてくる

それが今の状況においては問題でありただでさえ熱で頭がおかしくなりそうなのに

この作戦の成功を信じて相手の攻撃を必死になって躱し続けなくてはいけないのだ

「だけど・・・!さっきまで勝ち目がないと思っていた時に比べたら俄然、やる気が出てるってものよ!」

「うん・・・!GATの性能で負けていても操縦の腕で負けるわけにはいかないからね・・・!」

「ああ・・・!蜜柑が俺らを信じてこの作戦を実行したんだ・・・!応えない訳にはいかねぇよな!?」

そこからは彼らの激しい攻防が繰り広げられていき徐々に制限時間が迫っていく

それと同時に剣也達の顔も険しくなっていき操縦に関しても覚束なくなっていくのが分かった

(まずい・・・!このままでは確実に剣也君達の方が先に倒れてしまうのは目に見えている・・・!

 やはりこの作戦ではあの二体を倒す事は出来ないのか・・・!?)

伊部牧がこの作戦は失敗したと思って剣也達を連れて引き下がろうかと思っていた時

熱にやられたのか清志郎と乙女の二人が倒れてしまう



「・・・どうやら・・・賭けに勝ったのは俺達みたいだな・・・!」



しかしそんな中で唯一倒れていなかった剣也だけは笑いながら自分達の勝利を宣言した

最初は伊部牧も何を言っているのか理解出来なかったが

相手のGATはその宣言通りに装甲が弱くなり動きが止まっていく

「確かにこの温度で水がお湯になるには時間は掛かるが・・・お前らは別だよな?」

そう・・・向こうのGATはこの温度の中、ずっと動き続けてきたので機体の温度はすでに高温になっているだろう

そんな機体に水が掛かればどうなるか・・・結果は誰もが分かりきっていた

「高温の水蒸気・・・それでお前らの装甲が変化するかはマジで賭けだったけど・・・」



「俺らの・・・友情の勝利ってやつだ・・・!」

友情の力で軍用GATを見事に撃破した剣也達

残るは人質を助けるだけだが・・・

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