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突入作戦

今回はバトルが多めになります

「私を殺して会社を潰すだと・・・!?それならば私だけで問題はないはずだろう!何故、他の人達を巻き込む!?」

「そこら辺はオイラも分からないけどなんかオッサンを殺すだけじゃダメらしいよ?

 まぁオイラはコイツで戦えるのなら別になんだって構わないんだけどさ〜!」

どうやら優の父が考えていた通り小烏丸と名乗った少年は本当に何も聞かされていないようだ

しかしたった一つ、他の子供と違うのはその手に持ったGATを見る彼の笑顔がとても獰猛だと言う事だった

この時点で優の父はもう何を言っても無駄と分かったようで彼への説得は諦める事にした

「ん?どうやらした方が騒がしくなってきたね?何か仕掛けてくるつもりなのかな?

 だとしたらオイラのところまで来られるのか・・・少しだけ楽しみに待っておくとしようか・・・!」

小烏丸は自分のところにその侵入者が来る事を楽しみにしながら会議室から出ていってしまう

「社長・・・あの少年は明らかにおかしいです・・・!まるでこの状況を楽しんでいるみたいだ・・・!」

「ああ・・・!とても私の息子よりも年下だとは思えない・・・!

 一体どんな生活をすればあんな風になってしまうのだ・・・!とにかく我らもなんとかしないと・・・!」

このまま黙って救出を待っているわけにもいかない優の父達はどうにか脱出を考えるのだった



一方その頃、剣也達は二組に分かれてそれぞれの裏口からビルへの侵入を開始しようとしていた

剣也は蜜柑と一緒に西口の非常口からの侵入する手筈になっておりその準備をしていた

「こんな事もあろうかとフィールド発生装置を急造しておいて本当に良かったわい・・・!」

「いやその前にいつの間に来たんですか伊部牧さん!?さっきまで居なかったですよね!?」

そんな中で剣也が気にしていたのは先ほどまで居なかったはずの伊部牧が何故か居る事だった

すると伊部牧はどうして自分がここにいるのかを親切に教えてくれた

「いや別に大した事じゃないぞ?大木署長から依頼を受けてフィールド発生装置を作っておってのう

 それが完成したから運ぶついでにセキュリティなどの協力依頼を受けたというだけの話じゃ」

「いやそれに関してはなんとなく納得は出来ますけど・・・それなら最初から来てくださいよ」

文句を言いながらも心強い援軍が来てくれたと剣也は考えており後はこの作戦を成功させるだけだった

(まずはこのダクトの中にいる違法GATを出来るだけ早く無力化しなくちゃいけなんだよな・・・!

 出来れば不意打ちで片付けたいけど・・・果たして中にどれくらいのGATが待ち構えているか・・・)

違法GATを無力化する事自体がとても難易度の高い事なのにそれが複数いるとなれば

それに掛かる時間はどれほどのものになってしまうのか剣也ですらも想像は出来なかった

だからこそまずは中にいる人数を確かめなくてはならないとヤマトと月兎をダクトに侵入させる

ダクトの中は一本道なので迷う事はないが同時に隠れたりする場所が少ないという事でもあり

不意打ちを狙って戦う剣也達にとってはとても不利な場所という他ないだろう

(おまけにちゃんと曲がり角には配置させずに広い場所で複数人が待ち構えている・・・

 これを不意打ちだけで突破するのは無理だろうな・・・となると残された選択肢はたった一つ・・・!)

「出来るだけ早く相手を戦闘不能にしてダクトの中を突破する・・・!これだけだ!」

ヤマトは曲がり角から飛び出して一気に違法GATの一体を片付けるとそこから二体目を戦闘不能にする

もちろんその時点で敵にはヤマトの存在は気付かれており攻撃されてしまうがヤマトはその攻撃を簡単に躱す

そしてそのまま凄い勢いで突っ込んでいくと自分に攻撃してきた違法GATの内、一体を破壊する

残った違法GATは二体だったがそれすらも月兎が混乱に乗じて既に倒していた

「これでこのダクトの中にもう違法GATはいないわ・・・後はセキュリティ室に向かうだけ」

「だな・・・!つってもどうせそこに行くまでにも違法GATがたくさんいるんだろうけど・・・」



一方その頃、剣也達とは別の方向から侵入を試みていた乙女達も既にダクトの中にいた違法GATを倒し終え

今はセキュリティ室を目指してGATを動かしていたのだがその道中にも違法GATは待ち構えていた

「ああもう!数が多すぎるでしょ!?一体どんだけの人数が侵入してるのよ!?」

「確かにおかしいね・・・!明らかに人の人数よりもGATの数の方が多すぎる・・・!」

「それってどこか別の場所から違法GATを操作している人達がいるかもしれないって事かい?」

確かに清志郎の言っている通りならばこのビルにはそれほど人はいないと言う事であり

人質に対してそこまで対応は出来ていないのでないかと希望が生まれてきた

「うん・・・!ここで出来るだけGATを倒せば人質を無傷で助ける事が出来るかもしれない・・・!」

「ならここにいるGATは全部、ぶっ壊してあげるわ!どこからでも掛かってきなさい!!」

その言葉を聞いて乙女は俄然、やる気が出たようで目に入った全てのGATを薙ぎ払っていく

清志郎達はその様子を見てあれではどちらが悪い方なのか分からないなと苦笑いしていた

(でも乙女のお陰でここら辺にいたほとんどのGATは倒す事が出来た・・・でも・・・)

そう・・・問題は敵の強さがそこまで高くない事を清志郎は気にしていた

ここに到着するまでに戦ったGATは確かに違法改造された物ではあったが前に戦ったような強さはなかった

つまりセーフティーを外されているだけで軍事的な技術などを使った物は無いという事

(でもこんなビルを占拠するような人達が例の組織と無関係とは思えない・・・もしかして何かあるのか?)

しかし清志郎の考えている通り普通の人間がこんなビルを普通に占拠するなどあり得ない事

となれば例の組織が関わっている事は間違いなくそれでも出てこないという事はそれなりの理由があるという事だ

そんな中で清志郎が考えていたのは例の違法GATを使う場合のデメリットと作る為の費用だろう

あれには軍事的な技術が使われているのでおそらくそれを作る必要は他のGATよりも遥かに高いはず

ならば今、戦っている違法GATとは違いそこまで量産する事は出来ないかもしれないという可能性

もう一つは例の違法GATは撃破されなければ問題はないが戦闘不能になった場合

その使用者に下手をすれば後遺症すら残ってしまうほどのダメージのフィードバックがあるというデメリット

もしかしたらどちらもこの場に例の違法GATがいない可能性に繋がっているのかもしれないが

どちらの理由もあくまでそこまでの数がいないと言うだけで必ずしもいないという考えではない

(おそらくだけど・・・この先のセキュリティ室にいる可能性は・・・十分に高い・・・!)



そしてそんな清志郎の予想は当たりセキュリティ室に着いた剣也達は例の違法に軍事改造されたGATと対峙していた



「まさかまたコイツと戦う事になるとはな・・・!今回はどうやって倒したもんか・・・!」

前回は伊部牧が背中に着いている外部バッテリーが弱点だと教えてくれたおかげで勝てた

しかし今回はここでそんな物を破壊してしまえばセキュリティ室の機械を破壊してしまう事になる

扉を開けるためにここまで来たのにそんな事をしてしまっては本末転倒というものだ

(つまり今回はどうにかしてあいつを機械から遠ざけた上で倒さなくちゃいけないわけだが・・・

 問題はどうやってあいつを引き剥がすかって事と・・・あいつ自身の強さだよな・・・)

そう・・・前回はどことも言えぬようなチンピラ風に男があの軍事GATを使用していたが

おそらく今回は相当に訓練されたファイターが使っているのは間違いなく戦い方も随分と変わってくるだろう

どちらにしてもまずは様子を見なければならないと思い剣也達は相手が動き出すのを待っていると

随分とゆっくりではあるが軍事GATはヤマトと月兎に突っ込んでいくと持っていた大斧を振り下ろす

二体はその攻撃を難なく躱すがその威力は凄まじく鋼鉄製のタイルをひび割れさせるほどだった

「相変わらず半端じゃない威力だな・・・!だが戦い方に関しては例の男とそこまで変わりはないか・・・!」

「やはり自重を支えられるようにエネルギーフィールド発生装置を使ってはいるけど

 あくまで耐えられているだけで動き自体を改善するようなものでは無いという事みたいね・・・」

それならばいくらでも倒す方法はあるのだがやはり問題になってくるのはどうやって移動させるかだった

自分で動く事すらもままならないのならば自分達が動かすのも普通に考えれば不可能だろう

(となると残された選択肢はどうにか機械に被害を与えないであいつを無力化する方法しかないか・・・!

 しかし無力化って言ってもパワーは明らかにヤマト達よりも上だし・・・どうすれば・・・)

「・・・兜君・・・ロッカーの上にあるアレ・・・もしかしたら使えるかもしれない・・・!」

蜜柑がロッカーの上に何かを見つけたようで剣也もそれを確認するとその顔に笑みが浮かぶ

「なるほどな・・・!確かにあれを利用すればこの状況も打破する事が出来そうだ・・・!」

「なら私があそこまで行くから兜君はアイツを誘導してロッカーの前まで連れてきて・・・!」

剣也はその指示を受けて真正面から軍事GATに戦いを挑むが

やはりエネルギーフィールドの前ではあらゆる攻撃は通用しない

しかしこれこそが剣也の狙いであり案の定、攻撃を当てようと軍事GATはヤマトに近づいてきた

「・・・今だ!」

剣也が合図を出した瞬間、軍事GATとヤマトの上に安全ヘルメットが落ちてきて二体を閉じ込める

そして視界が暗くなった瞬間にヤマトは軍事GATの背中を貫いて外部バッテリーを破壊した



「こので隔離された空間で破壊すればその時の爆発や電撃が外に漏れないからな・・・俺達の勝ちだ・・・!」

ビルへの突入に成功し無事にセキュリティ室を押さえた剣也達

後は人質を救出するだけだが果たして無事に助け出す事は出来るのか!?

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