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新たなる仲間

爆裂武闘大会編終了

「クッソ・・・!この俺が・・・また負けるなんて・・・!?グァァァアア!!??」

違法GATが壊れると同時に男は大声を上げながら膝から崩れ落ちてそのまま地面に倒れ込む

「おそらくは違法GATのフィードバックが来たのじゃろうな・・・誰か!救急車を呼んでくれ!」

伊部牧はこのままでは命の危険があると判断し急いで救急車を呼ばせた

それから少しして救急車と警察の車両が現れてその男を運んで行った

「・・・馬鹿が・・・!自分を犠牲にする覚悟があるなら死ぬ気で努力をすれば良かったんだ・・・!」

「いや・・・おそらくだけど彼も利用されていたんだろうね・・・

 そうでなければあんなデメリットがある違法GATを使ったりなんてしないはずだ」

男が運ばれる様子を見ながら氷塔は悔しそうな顔をしながらなんであんなのを使ったのだと怒っていたが

律矢のいう通り彼は利用されていただけであのデメリットに関しても聞かされてはいなかったのだろう

しかしそれでも利用された彼が悪くない訳ではないのである意味では自業自得の結果とも言える

そして・・・最も悪い人間は間違いなくそんな彼すらも利用し姿を現さなかった例の少年だろう

「とりあえず顔を写す事は出来たけど・・・肝心の少年には逃げられてしまった・・・」

「いや顔を写せただけでも十分な成果じゃよ。後はその写真から少年が何者で何に属しているのかを調べるだけじゃ」

蜜柑は出来れば彼の動向を調べたいと考えていたようだが顔を撮った瞬間に逃げられてしまった

だが今回の目的はあくまでも彼らの写真を撮る事が目的でありそれを果たせているので十分な成果はあった

後はその写真に写っている少年が誰なのかを調べれば自ずとその背後にいる組織についても分かるだろう

「・・・でもまさか一般人にあんな危険なGATを渡すなんて・・・!本当に手段を選ばないわね・・・!」

「だな・・・正直、俺もここまで酷い事をしてくるとは思ってなかった・・・」

そして今回の一件で彼らは相手がどれほどまで残酷な相手なのかも理解する事が出来た

自らの手は汚さずその上で人を騙しその後はどうなろうとも関係ないと言わんばかりの代償を与える

まさに悪魔の囁きと言わんばかりの行動と力だと言ってもいいだろう

「うむ・・・そしておそらくは今回の一件でヤマトに関しても知られる事になったじゃろう・・・

 近いうちに彼らからの接触があるかもしれん・・・みんなは十分に注意しておいてくれ」

伊部牧はそう言ってやってきた警察の中に大樹署長の姿を発見し彼の元にへと向かった

「なんかいよいよ・・・戦いが始まったって感じがするな・・・」



「・・・その話・・・俺達も混ぜてもらおうか?」

「今回の大会に参加したのは私達に協力してもらうのが目的だったのでしょう?」

剣也が戦いの始まりを予感しているとそこへ氷塔と律矢が話に混ぜて欲しいと近づいてきた

どうやら律矢は今回の一件で剣也達がどうして大会に参加したのか理解したようだ

「はい・・・!僕達は先ほどの違法GATを作ったであろう人達と戦っています・・・!

 いえ・・・これから戦わなくてはなりません・・・!なのでお二人の力をお借りしたいんです!」

そんな二人に対してまっすぐに自分の思いを伝えたのは他でもない清志郎だった

おそらくは今回の一件で一番成長したであろう自信と作戦を提案した責任から清志郎は自ら言ったのだろう

二人はそんな清志郎の覚悟に応えるかのように真剣な顔で彼の話を聞いていた

清志郎はこれまでの経緯を全て伝えた。ヤマトの事について、そして敵の正体について

「・・・まさか俺達の知らないところでそんな大きな組織が動いていたとはな・・・」

「全くだよ・・・だけどこれで納得がいった事もある。主に例の組織に関してだけどね」

「それってどういう意味ですか?」

全ての話を聞いた律矢はとある事に対して合点がいったと話しており剣也はそれがなんなのかを尋ねる

「実は私達の縄張り周辺で違法GATが大量に出回っていたんだよ・・・なんとか拡大は防げたけど

 その出所までは突き止める事が出来なくてね・・・中々に困っていたんだけど・・・」

「・・・どうやらその違法GATの出所も今回の一件に関わっている奴らの仕業だろうな」

氷塔達の話では彼らの縄張りで多くの違法GATが出回ってしまっていたらしくその出所が不明だったそうだ

しかし今回の事件でその出所もおそらくは彼らの仕業ではないかと考えていたようだ

「・・・さっきの協力についての話だが・・・俺達は全面的にお前達に協力させてもらおう!」

「そうだね・・・!これ以上、私達の縄張りで好き勝手されるわけにはいかないからね・・・!」

「お二人共・・・!本当にありがとうございます!」

そして二人はこれ以上の狼藉を許す事は出来ないと改めて剣也達に協力してくれる事になった

これでようやく今回の作戦の全てが成功したという事になり剣也達は大いに喜んでいた

しかしそんな中でたった一人・・・蜜柑だけは難しい顔で彼らの事を見ていた

(・・・本当に・・・これだけの戦力で彼らに対抗する事なんて出来るの・・・?)



一方で伊部牧は大樹署長と二人きりで話しており先ほどの違法GATに軍の技術が使われていた事を話していた

「馬鹿な!?軍の技術など国家機密だぞ!?それを使ったGATなどこの世には存在しないはずだ!」

「ワシもさっきまではそう思っておったわい・・・じゃがその実物を見てしまった以上はな・・・」

「・・・どうやら私達が思っている以上に相手は強大なのかもしれませんね・・・

 それこそこの国では収まらないほどに・・・!」

大樹署長の言う通り国家機密である軍での最新技術が使われているとなると

それはもはや国の重要人物が関わっていると言う事になる

そしておそらくはこの国だけでは収まらない範囲で活動をしていると言う事にもなるだろう

「うむ・・・ワシも出来るだけあの子達の面倒を見るつもりじゃが・・・これは危険過ぎる・・・!」

「ええ・・・下手をすれば外交問題にすらなりかねない・・・更に動けなくなってしまいましたね・・・」

警察の人間が関わっているだけでも大樹署長は動きづらかったのに国が関わっているとなれば

もはやそれは大樹署長ですらも手がつけられない大事だと言う事でもある

「・・・私はこれからも秘密裏に動いてとにかくこの国で動いている者だけでも調べたいと思います

 正直な話、どこまで調べられるかまでは分かりませんが・・・最大限の努力をしましょう・・・!」

「あまり無茶はするでないぞ?もしもバレてしまえば向こうが何をするか分からんからのう・・・」

伊部牧の言う通り今回の一件で彼らは目的の為ならば手段を選ばない事だけは理解出来ただろう

だからこそ絶対に無茶だけはしないように忠告し大樹署長もそれは理解していると頷いて去っていった

(しかし・・・まさかあそこまで緻密にGATが作られているとは・・・一体どれほどまでの技術力があるんじゃ?

 奴らは本気でGATを軍事的に利用しようとでも考えておるのか?それも暴いてく必要があるか・・・)

そんな中で伊部牧はやはり相手の目的を詳しく知る必要があると考えていた

あれだけの技術力を持っていながら今まで目立ったような動きは全く見せてはいなかった

そんな彼らが今更になって動き出したという事は何かが変わったと言う事でもある

伊部牧はそれが重大な意味があるのではないかと考えているからこそ目的が気になるのだ

(なんにしても今回の意見で蜜柑君がスパイの顔を写真に収めてくれた・・・!

 まずはこの写真に写っている少年がどこの誰なのかを調べなくては・・・!)

伊部牧の手には蜜柑の月兎が撮った写真に写っている少年を見つめるのだった



「なるほどな・・・俺達に情報を集めさせるのがお前達の狙いだったというわけだったのか」

「まぁ私達も調べようとは思っていたしそちらからも情報を貰えるのならば喜んで協力するさ」

二人は清志郎から自分達が何をすべきなのかを聞いてその理由に納得していた

「しかし・・・まさか警察まで関係しているとはな。確かにそれなら俺達の力も必要か」

「大樹署長も協力してくれはいるけど・・・それよりも上の人が相手となるとな・・・」

「まぁ私達もそれだけの組織を相手に出来るかは分からないけど・・・精一杯やらせてもらうよ」

こうして剣也達は氷塔達の協力を得られる事になり頼もしい味方を得たのだった

「今回の大会は途中で中止になってしまったが決着はついてないからな!」

「もちろんだ!次こそは決着をつけようぜ!今度は一対一でな!」

そして別れ際に剣也は氷塔と改めて再戦する約束をしていた

今回はタッグ戦ではあったがどうせならば一対一で戦いたいと剣也達は固い握手を交わす

「私も先ほどの戦いでは完全に遅れを取ったからね。そう言った意味では君ともう一度、戦いたいかな?」

「あはは・・・流石にもう一度やったら僕が負けますよ・・・それに大会もあるので勘弁してください」

一方で律矢も何気に先ほどの戦いに関して悔しがっており清志郎に再戦を持ちかけるが

清志郎としては先ほど勝てたのはほとんど奇跡のようなものであり出来れば次はやりたくなかった

そして同時に今の清志郎の発言でようやくみんなは思い出した事があった

「やっべ!そういえば忘れたけど大会があるんだった!」

「私も忘れてたわ・・・今から練習して間に合うかな?」

「お前さんら・・・大会もいいけどもうそろそろ遅くなるし帰る準備をしなさい」






『・・・そうか・・・そんな少年の手にアレは渡っていたのか』

「キシシ!で?どうするんだ?オイラならアレを奪い返すのも簡単だぜ?」

『いや・・・所在が分かっただけでも良しとしよう・・・我らにもやる事があるのだしな・・・』

「そうだな!それじゃあオイラも準備に掛かるとするよ!」

『ああ・・・全ては我らの望む世界の為に・・・!』

氷塔達に協力を得られた剣也達

次に待ち受けるは地元大会だった

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