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爆裂武闘大会

いよいよ大会当日となり剣也達はその会場である氷塔達の秘密基地へと向かう!

優の家での特訓を終えて剣也達はいよいよ律矢の話していた爆裂武闘大会の会場へと向かっていた

「すいません・・・執事さんにまで運転を任せてしまって・・・しかもリムジン・・・」

「いえいえ・・・優御坊ちゃまからご友人の送って差し上げて欲しいとお願いされていたので問題ありません

 車に関しては借りた車よりも乗り慣れた車の方が良かったというのがありましたので」

そしてその会場に送ってくれているのは他でもない優の執事さんでありしかもリムジンで送ってくれていた

どうやら優が用事で来れなかったので自分の代わりに執事さんに手伝ってあげるように言ってくれていたようだ

リムジンな事に関してはこちらの方が単純に運転に慣れているという話だった

執事さんに送ってもらい彼らが率いているグループの拠点がある隣町までやって来た剣也達

迎えとしてやってくると言っていた律矢との待ち合わせ場所にやって来たのだがそこに彼らの姿は無かった

「確かこの場所で待っているように言われたけど・・・本当に迎えの人が来るの?」

「そのはずなんだけど・・・全然姿が見えないな?もしかして何かあったのか?」

「ん?・・・なんか凄い音がこっちに迫って来ている気がするんだけど気のせいかな?」

清志郎の言う通り何か複数のエンジン音が聞こえてきて現れたのは大量のバイクに乗った男達だった

剣也達は一体何事だと思っているとその内の一人がバイクから降りてヘルメットを外しその素顔を見せる

「お待たせして申し訳ありませんでしたね。少々、道が混んでいて遅れてしまいましたよ」

「・・・いやそんだけのバイクが連なってたらそりゃあ遅れるでしょうよ・・・」

何とそのバイク集団は他でもない剣也達を迎えに来た律矢達だったようで遅れた理由は交通渋滞にあったようだ

しかし剣也達からしてみればそれだけの集団で来ていればそれは渋滞に嵌るのも無理はないだろうと思っていた

「それでは今から爆裂武闘大会が行われる私達の秘密基地に案内させてもらいます

 それと先に言っておきますが・・・くれぐれも迷子にならないようにしてくださいね?」

「別にそれはいいんだけどさ・・・流石にこの布陣は目を引くから他の人達には先へ行くように言ってくれないか?」

剣也の言う通りただでさえ自分達はリムジンに乗ってやって来たのですごく目を引いてしまっていた

それに加えてこのバイク集団がついてくるとなればもはや必ず見られると言っても過言ではないだろう

「そうですね・・・私達としてもまさかリムジンで来るとは思っていなかったので流石に派手すぎました

 なので・・・案内に関しては私一人で良いでしょう。お前達は先に会場に向かって歓迎の準備をしておけ」

『はい!』



(・・・なんと言うか・・・もはやコイツが親分でもおかしくないんじゃないか?)



そんなこんながありながらも律矢に案内してもらい無事に剣也達は会場にやって来た

「ここが爆裂武闘大会の会場であり私達にとっての秘密基地になります」

「・・・いや・・・こんだけ派手だったら秘密もクソもないだろう・・・これ・・・」

剣也達の前にあるのはおそらく廃工場を自分達の手で改造したのであり巨大な基地であり

ガラクタで改造されてはいるがそれでも一般の家と比べたら遥かに凄い作りとなっていた

これを見て仕舞えば誰が見ても秘密でも何でもなく絶対にバレてしまうと剣也達は思っていた

「まぁ確かに近所の人達にはもう覚えられて観光スポットの一つになっていますね」

「それはもう秘密基地とは言わねぇだろ!?てか不良のグループの基地が観光スポットっていいのかよ!?」

「なんかもうツッコミどころが多すぎて不良グループなのかお笑いグループなのか分からなくなってきたわね」

確かに乙女の言う通りここまでボケが多すぎると彼らが本当に不良グループなのか怪しく感じてしまう

しかも本人達は不良らしいが別に何か悪い事をしているわけではないので害は全くと言っていいほどない

むしろ地域住民との交流が盛んでありだからこそ彼らの基地も観光スポットになってしまっているのだろう

「なんかもうツッコむのも疲れたからとりあえずは中に入れてもらってもいいですかね?」

「そうだね。本当なら先に我らのリーダーである氷塔に会わせてあげたいんだけど彼は諸事情でここに居ないから

 とりあえずは爆裂武闘大会を行う場所を見学させてあげるとしようかな?」

どうやら氷塔はこの場所に居ないようで律矢も本来ならば一番最初に会わせてあげたいと思っていたようだが

今回は潔く諦めてまずは剣也達にバトルを行う場所へと連れていく事にした



「ここが爆裂武闘大会が行われるバトルステージさ」



律矢に案内された場所に待っていたのは

バトルスタジアムにある特設ステージと全く変わらない大きさをしたバトルステージだった

まさかここまで大きいとは思っていなかった剣也達は驚いて目を見開いていた

「これは凄いのう・・・まさか一般人がこれほどのステージを作り出すとは・・・!相当な苦労じゃっただろうに」

「貴方はもしかしてGATに関連する職業に就いている人なのかな?

 確かに苦労はしたけど、ここには資材だけは無限と言っていいほど存在していますからね

 それを考えれば必要なのは人手と時間だけなんですよ」

伊部牧ですらも驚いてしまうほど大規模で作られたステージだったが律矢の話では資材は大量にあったので

人手と時間さえさればどうにかこれだけのステージを作り出す事は不可能ではないとの事だった

しかし剣也達は同時にここまでするほど彼らはGATの事が好きなんだと改めて感動していた

「大会は午後からになっておりバトルルールはタッグマッチ。勝利条件は相手の全滅のみとなっています

 ルールはとてもシンプルですがバトルの中身自体はそうではないと予め言っておきましょう」

「だろうな・・・あんただけじゃなくそのパートナーとしてここのボスも参加するんだからな・・・」

律矢に言われなくてもルールが簡単だからと言って

中身自体が同じようなものでは無いと剣也達は初めから理解していた

それほどまでに最初のバトルで律矢の実力を体感したからであり彼のパートナーの強さも知っているからだ

「でも・・・どんなに困難なバトルであろうとも必ず優勝してみせるさ・・・!」

「ほう?私を前にして直々に宣戦布告してくるとは・・・これは受けなければ男が廃りますね・・・!」

そう・・・今回のバトルはむしろ困難であればあるほど剣也達にとっては良い修行になり

そしてたとえ相手が誰であろうとも剣也の中には戦う前から諦めるというものは無かった

剣也の言葉を聞いて律矢もやる気を漲らせると同時に彼を連れてきて良かったと思っていた

それほどまでに今の彼の目は真っ直ぐとした闘志を燃え上がらせており氷塔をワクワクさせる目をしていたからだ

(もしも彼がこの場にいたらすぐにでも彼とバトルすると言っていたかもしれませんね・・・

 そう言った意味ではある意味、最初に剣也君と会わせなかったのは正解だったかもしれません)

律矢はこの場にはいない氷塔に少しだけ申し訳ないと思いながらも彼がいなかった事を少しだけ良かったと思っており

楽しみは本番まで取っておいて欲しいと考えながら自分も大会に向けて準備を始めるのだった



一方で剣也達も大会への準備とそれに来るかもしれないスパイに関しての作戦の打ち合わせを行なっていた

「前に話した通り大会に参加するのは僕と剣也君の二人で乙女達がスパイの捜索でいいね?」

「まぁ本当は大会に参加したいけど・・・仕方ないからそっちで我慢してあげるわ」

「・・・問題はそのスパイをどうやって探すのか・・・方法はあるのですか?」

蜜柑の言う通り彼女らに捜索を任せると言っても流石に手掛かりが何も無しでは探す事は出来ない

だからこそ蜜柑は前に伊部牧が任せろと言っていたその方法を尋ねると

「ああ・・・と言っても正直な話、砂漠の中で砂金の一粒を見つけ出すような可能性じゃけどな」

そう言って伊部牧が取り出したのはまるでレシーバーとコンパスが合体したような機械だった

「これは通信機を使えばその電波を受信してその方角を教えてもらえる機械なのじゃが・・・」

「確かに・・・それが反応するかどうかは相手がその通信機を使えばの話・・・」

「使わずに直接、口頭での報告だったらスパイが誰なのか調べられないってわけか・・・」

どうやら伊部牧の作り出した機械は相手の通信を傍受してその居場所を突き止める装置のようだが

それがちゃんと役に立つかどうかは相手がその通信機を使ってくれるかどうかの運頼み

まさに最初の話に出ていた砂漠の中で砂金の一粒を見つけるような確率というわけだった

「すまんのう・・・せめて相手の顔さえ分かっておれば顔識別装置も使えるのじゃが

 今回は初めてという事もあって残念ながら相手を知る方法はこれ以外に思い付かなかったんじゃ」

「むしろこれだけの期間でこんな方法と機械を作ってくれただけでも十分ですよ

 それに今回は相手の正体を探る事で捕獲自体が目的じゃないですからね」

そう・・・今回の最優先はあくまでの敵のスパイが一体どんな人物なのかを暴き出す事が目的であり

捕獲自体は出来ればの話なのでここまでの準備をしてくれただけでも十分だと言ってもいいだろう

だからこそ残りの可能性は自分達が動いて上げていこうと剣也達は考えていた

「となるとやっぱり問題は俺達だよな〜・・・正直な話、どんな人達が出るのか分からないし

 俺はまだ全部のGATについてを知っているわけじゃないからどんな事が得意とかも知らないんだけど・・・」

「それに関しては僕が横でちゃんとアドバイスをするから大丈夫だよ!むしろ今回は僕が足を引っ張るかも・・・」

清志郎も実力は高いファイターなのだがあくまでもそれは地元レベルの話であり地区大会レベルとなれば話は別だ

そして相手はまさしくその地区大会レベルの相手であり自信を無くしている様子だったが



「大丈夫だって!清志郎の武器はその知恵なんだからさ!任せてるぜ!相棒!」



「剣也君・・・!うん!任せて!」

いよいよ始まる爆裂武闘大会

果たして剣也達は無事に優勝する事が出来るのか!?

そしてこの大会に来るであろうスパイを見つける事は出来るのか!?

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