第四話 田中さん貴方の夢は、俺が引継いだ!
「嘘をつくな!!!」
俺たちは荷物とサンドサーペントの素材を持って鳥取市の東門に着いた矢先に警察官に嘘つき呼ばわりされている…
「まぁ、疑わしい事はわかるが、トレーサーでインヘリタンス情報を見れば分かる事だろ?…ほら」
俺は奴隷商ジャ○(本名は田中 太士)の持っていたトレーサーでインヘリタンス情報を見せた
因みにトレーサーはインヘリタンスの履歴を確認する装置の事だこんな事を知っているのも全て田中から継承した知識のおかげだ
「…………嘘だろ!おまい見たいな小さい者が、サンドサーペントを殺しただてトレーサーを見ても、いかさま しぇたもんだ」(とても 信じられない)
「このトレーサーが信じられないなら、あんたのトレーサーを使えばいい」
「それじゃぁ、お言葉に甘えて……」
………
「しぇたもんだ!」(信じられない)
「おい!!いい加減にしろ」
「かんにん、冗談だ!こいつにはワシのダチもやられた、あいがとぅな!」
…市役所でインヘリタンスの手続きとサンドサーペントの素材を売却した
手続き中職員を含め市役所の利用者から好奇の目でみられ一部の人間と一悶着あったが、それに関してはまたの機会に語る事とする
このサンドサーペントの素材は180万円売れ
討伐証明部位をトレーサーで確認したら
二十五人が殺されていてその身分・権利・義務・財産が後日受け取れるのだがその内の一人奴隷商の田中 太士の遺産は国が保管する前だったので、現地での引き渡しになる
商店も含め会社は個人所有が非常に少ない、なぜなら所有者がモンスターに殺された時、国預かりになるここ迄は良いのだが更にこのモンスターが討伐されると、討伐者に所有権が継承されるので討伐者次第では従業員が路頭に迷ったり、その会社の業務が滞り経済的に悪影響が出かねない
そこで、個人商店などでは家族を共同経営者にしたり会社では株式を発行して所有権を分散させて最悪の事態避けている
奴隷商 田中 太士は共同経営者がいないので、俺が全てを継承する事になった
…市役所の職員と田中商店来ている
職員から状況の説明を従業員すると言うのだが
「田中さんの記憶に寄ると従業員はいませんよ、商品兼従業員?ですね」
「そうですか、ここにサインごしなれ 」 (ください)
「ここですね………はいどうぞ」
「あいがとござんした、ワシはいぬるけの」
(ありがとうございます、私は帰りますね)
「説明はしないんですか?」
「そうだが」
「そうですか、こちらこそありがとうございました」
職員を見送り店の中に入る
「ミーナ、みんなを集めてくれ」
「はい、ご主人様」
俺は、未だ見ぬ色取り取りの艶やかな蝶達への期待で色々な所を膨らませつつ、夢半ばで旅立った田中さん人生に胡蝶之夢をダブらせ待っていた
…五分後、ミーナを含めて十二人の奴隷が集まった




