第三話 インヘリタンスには恐ろしいフラグが隠されていた⁉︎
「三十七号! 俺の服はどうした?」
仰向けになり寝具と化していた巨大な少女、三十七号は嬉しそうに返事をして来た
「ご主人様♡おはようございます♪
インヘリタンスが終わったのですね♡」
巨大な一対の果実の間から抜け出して地面にに降り立つ
三十七号は体を起こしアヒル座りをすると
地面に立つ俺を膝に乗せて洗濯して乾かした服を持って着せ様としてくる
「ありがとう」
お礼を言って三十七号から服を奪い着込む
そして、三十七号の指摘通りインヘリタンスは終わっていた。
インヘリタンスとはこの世界の根幹を成し
殺し合いの勝者が敗者の身分・権利・義務・財産・経験や知識など全てを受け継ぐ事
一見すると、只の弱肉強食で有るが
問題は『継承に拒否権がない』事と『全て』を継承するだ、良い物も悪い物『全て』
例えば、
人種同士の場合
犯罪者を殺すと、その身分と義務も継承する為、犯罪者と言う身分とその罪を償う義務継承することになる。
多額の借金を持つ者を殺せば、その借金を
奴隷を殺せば、奴隷に堕ちる
奴隷の身分は何をしても一生涯、変わる事が無い
自殺や自然死の場合は家族が継承することになる
ちなみに、ペットを殺すと、ペットになり此れも一生涯、変わる事が無い
人種とモンスターや野生動物の場合
モンスターや野生動物にも適用されるが、社会基盤が異り意思疎通が困難である為
身分・権利・義務・財産は任意の継承と成る(群のボスを倒すと配下のものへ命令権を継承するが意思疎通が出来なければ意味がない、出来た者はテイマーとして優遇される)
経験や知識は強制的に継承される
人種がモンスターや野生動物に殺された場合もほぼ同様だが、身分・権利・義務・財産はモンスターや野生動物には無用である為、国が保管管理することになる。
また、対象のモンスターや野生動物を倒すと討伐証明部位と引き換えに国が保管している身分・権利・義務・財産を継承できる、この時の継承では正の遺産のみを継承し負の遺産は消滅する
今回の場合、巨大蛇に殺された人種の身分・権利・義務・財産と
巨大蛇と直前に殺された奴隷商(ジャ○)知識
巨大蛇が保有している経験値を継承した
このインヘリタンスのお陰で巨大な少女、三十七号と他の奴隷の事を知り、その所有権を得て主人となり、
この星は地球では無いが、地形や気候、星座や自転・公転の周期、言語や文化など沢山の共通点がある事
また、大きな相違点としてインヘリタンスの存在や物質文明より精神文明が発達しており魔法がある事、モンスターの存在・星を含めこの星に住まう全てが地球の五倍ある事だ
星 飛○馬もビックリな
リアル『巨人の☆』だ
「三十七号!」
「はい、ご主人様♪」
嬉しそうに返事をして俺の前で平伏した
俺は平伏している三十七号の首輪と手枷を
ジャ○の(首から下げていた)鍵を使って外した
「ご主人様⁉︎」
三十七号は驚きと戸惑い、嬉しさと喪失感がごちゃ混ぜになた表情で俺に声を掛け見つめている
「「・・・・・」」
あれ? なんか、捨てられた仔犬の様な表情になて来たぞ
目に凄い量の涙溜めてるし、なぜだ?
「これから、お前を奴隷nゥンギャ⁉︎」
話の途中で三十七号は俺に顔を擦り寄せ号泣し大きな声で叫びだした
「こ゛し゛ゅし゛ん゛さ゛マ゛〜、
と゛ん゛な゛め゛い゛れ゛い゛て゛も゛
し゛た゛か゛い゛ま゛ス゛! た゛か゛ら゛
す゛て゛な゛い゛て゛…
す゛て゛な゛い゛て゛…
す゛て゛な゛い゛て゛〜〜」
理由はわかった‼︎ だから離して!苦しい…
な 涙で溺れる!!!
俺は砂漠(の様な砂丘)で土左衛門になると言うシュールな未来を肌に感じながら
三十七号の頰にタップを繰り返す…
「・・・プッハー!…はーっ…はーっ…はーっ
死神の大きさも五倍かよ!」
この世界にツッコミを入れつつ
身体を起こすと、目を真っ赤にに腫らした
三十七号が安堵の表情を浮かべて泣きだすと
「こ゛し゛ゅし゛ん゛さ゛マ゛〜」
次の瞬間、俺は禁断の果実に寄る圧迫を受けた、次に邂逅した時はヴァルハラへの強制連行が行われる予感から手足をばたつかせ抵抗を試みる
抵抗の甲斐あってか、足が果実の先端にある少し硬めの突起物を蹴り上げた
「あっ、ぁん!」
艶のある声と共に圧迫弱まり、重力に魂を引かれる様に落下して
ポヨ〜〜ン
柔らかな腿に着地し宣言する
「三十七号‼︎ 話をちゃんと聞きなさい!」
「…はい」
「これから、お前を奴隷番号の三十七号とは呼ばない!これからは、ミーナと呼ぶ!
それが、俺の一番目の奴隷であるお前への
最初の命令だ!その名と共に生涯尽くせ‼︎」
「こ゛し゛ゅし゛ん゛さ゛マ゛〜
あ゛り゛か゛と゛う゛
こ゛さ゛い゛ま゛す゛」
「ミーナ!」
「は゛い゛♡」
ミーナは歓喜に相貌を崩し泣きながら蹲り…
俺は再びエデンの園に迷い込む……
これが、インヘリタンスで得たフラグか!
俺の人生は何処に向かっている?
行き着く先はエデンか将又ヴァルハラか!
なんと恐ろしいフラグだろうか将来に愁いをいだきながらも此の世の桃源郷を満喫した!