第二話 人生諦めぬ事こそhappyフラグかもしれない!
ドクンッ…ドクンッ…ドクンッ…
タバコ吸っていると、肉壁を揺らす音と振動が伝わってくる
その音と振動は次第に大きくなってきた
心音?…確か蛇の食道は心臓の横を通っている、心臓に一番近い肉壁に骨を刺せば…
…此処が一番心音が大きい!
そして精一杯の力を入れて一気に刺し貫く
骨が心臓に触れた瞬間、巨大蛇は大きくのたうち回る
咄嗟に腕を曲げ抜けない様に耐えるが、血と粘液に濡れた腕は骨を残し抜けてしまう
のたうち回る衝撃が治らない中、ライターを手に穴の開いた肉壁に再度腕を突き刺して
ライターのスイッチを入れた
バチッバチッバチッバチッバチッバチッ…
電子ライターの先端から破裂音と共に青紫色のプラズマが迸る
(心臓の筋肉は微弱な電気の信号より弛緩と収縮を繰り返して血液を循環させる、
そこにプラズマの様な強い電気が流れると心臓は正常に動作出来ず痙攣を起こす、所謂 心室細動だ
そして全身への血液供給がおこなえなくなると、心停止と呼ばれる状態となり。数分で呼吸は止まり、血流がないため脳が機能停止する)
…そして数分後巨大蛇は死を迎えた…
荷物を引きずりながら巨大蛇の食道を歩き口から飛び出したアラタは新鮮な空気を胸いっぱいに吸い込み砂の上に座った
あぁ〜しんどかった〜〜!
みんな大丈夫かな?どっかに避難してるかな?これ見たらビックリするだろうな〜
マリには謝らんといかんな帽子デロデロだし
目を瞑り勝利の余韻に浸りながら取り留めもない事を考えていると、
突然日が陰った、振り返るとそこには
粗末なローブを羽織り鎖で繋がれた首輪と手枷をした巨大な少女? が四つん這いになって見下ろしていた
巨大な少女は琥珀色の瞳に長い黒髪、あどけなさは残っているが将来は美人になる事が確定した整った顔立ちと八重歯のアクセント、はだけたローブの合間から白く透き通る様な肌と、豊かに実った一対の果実をさらけ出していた
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・っは! 前、直そっか」
魅惑の果実に奪われた心を断腸の思いで取り戻して、背を向けながら伝える
「はい」
(何故そんな悲しそうに返事をするんだ!)
「ご主人様、出来ました」
振り返るとアヒル座りをして…
「…パンツ履けよ!」
叫び再度背を向けると
「性奴隷は下着を着けません!!」
「それから俺は君の主人じゃない!」
「ご主人様?インヘリタンスはまだですか?」
「インヘリタンス? まぁ良いっか俺の名前はアラタ、トキシロ・アラタだ、君の名…」
突然、雷に撃たれた様な強烈な頭痛に視界が暗転し意識を失った……
…… 暖かく柔らかな優しい世界……
…… 一糸挂けず寝転んでいると……
…… 甘い香りに頰を撫でられる……
…… 見遣れば撓に実る双の果実……
…… その狭間にて想いを馳せる……
…… 此れが人間に知恵を授けた……
…… 禁断の果実か楽園此処に有……
…… 果実にしゃぶり付き撫でる……
…… 揉み!舐り!齧り付き啜る……
…… 泉の如く湧き出る甘い果汁……
…… 永久に厭く事無き味に舌鼓……
…… しかして楽園は潰え現世へ……
寝惚け眼で見渡すとエデンの園が実在していた・・・
俺のhappyフラグがビンビンに立っていた!
敢えて言おう!
これは禁断の果実の影響では無い!
男の生理現象なのだ‼︎
決っして!禁断の果実の影響では無い!