1・幼馴染
新章突入ですわ。長らくお待たせしましたわ。『星の子』もどうか宜しゅう頼みます
パルネル王国に、異世界から召喚されてから、早一月。杉下 琉季は溜息を吐きながら、窓の外を見ていた。
「紅蓮…本当に死んじゃったのかな…」
幼馴染の黒崎 紅蓮が死んだという実感は、未だに琉季には無かった。
「琉季。此処に居たんだ」
「遥人…」
声を掛けてきたのは、もう一人の幼馴染の片山 遥人であった。
「また紅蓮の事を考えていたのかい?」
琉季の隣に来て遥人が言った。
「うん…私未だに信じられなくて、紅蓮が死んだなんて…」
「それは僕もだよ…でもそろそろ気持ちの整理をしないと…聞いたよ。訓練も最近は上手くいってないって」
遥人が言った。勇者として召喚された遥人達は、自身のステータスにあった職業に合わせて訓練を行っていた。
彼らが召喚された理由は、パルネルの南にある帝国との戦の為だと聞いていた。その為の戦闘訓練を行っているのだ。
二人のステータスは以下の通りである。
ハルト カタヤマ
種族・人間
年齢・一五歳
レベル・3
職業・射手
能力・狙撃、気配隠蔽、言語理解
称号・異世界からの勇者
体力・342
知力・281
魔力・30
精神力・352
身体力・409
ルキ スギシタ
種族・人間
年齢・一五歳
レベル・2
職業・魔法使い
能力・水魔法、魔力感知、言語理解
称号・異世界からの勇者
体力・154
知力・301
魔力・450
精神力・150
身体力・140
異世界から呼ばれた勇者は、現地の人間達より強い為、これくらいの初期ステータスなのだ。
「うん分かってるよ…でも私は紅蓮は何処かで生きていると思う。そう信じたい…」
そう言って琉季はその場を去って行った。遥人は溜息を吐きながら、琉季の後を追った。
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