69・シュバルツ
ちょっとスランプ気味になっていました。あと1,2話で第1部は終了ですわ。
「そうか…お前達が決めたなら、俺は何も反対しない」
玉座に座ったジルガが、眼下に居るグレンとマイルスに言った。
「それなら俺からもグレン、お前に褒美がある。お前を男爵に任命しよう」
「俺…私がですか?」
突然の事に、グレンは驚いた。まさか自分が貴族になれるとは、思ってもいなかったからだ。
「ああ、口調はそのままで良い…お前はこの国を救った英雄だからな、貴族階級を与えるのは当然だ。まあお前は貴族とかピンと来なさそうだが、形だけだと思ってくれ。まあそれ以外に、他の貴族への言い訳もあるがな。」
「ありがとうございます」
「それでな…新しい家名を考えてみないか?」
「家名…苗字の事ですね。黒崎のままじゃ駄目ですか?」
「クロサキじゃ、少し変わった名だからな。出来れば別のにしてみないか?」
ジルガに言われて、グレンは何か良い名を考える。
「! そういえば、何年か前に…」
※ ※
「遥人、何読んでるの?」
人間だった頃のグレン-黒崎 紅蓮-が、遥人の家に遊びに行った時、遥人はとある本を読んでいた。
「紅蓮か。単語が色々な国の言葉で載っている本だよ」
「ふ~ん…どんなの?」
紅蓮が尋ねると遥人が本を手渡した。その本には様々な国の単語が載っていた。
「黒崎の黒は何て世界の単語で何ていうんだろう」
ふとそう思いグレンは、『黒』の言葉を探してみた。
「え~と黒は…ブラック…ノワール…ネーロ…シュバルツかぁ…」
「シュバルツって、貴族っぽいね」
聞いていた遥人が言った。
「ドイツ語だよ。ドイツにだって貴族はいるしね」
「じゃあ紅蓮がドイツ人だったら、グレン=シュバルツって名前になるね」
「何だよソレ」
二人は笑い合った。
※ ※
「シュバルツ…」
その単語を無意識に、グレンの口から出ていた。
「何だ…?」
ジルガが尋ねた。
「シュバルツっていうのはどうですか? 僕の世界のとある国の言葉で、『黒』って意味です」
「シュバルツ…お前が決めたなら、それで良いだろう。お前の名はこれからは、グレン=シュバルツだ。グレン=シュバルツ、お前に男爵の命を与える。その名にそぐわない様に、我が娘マイルスを守れ!」
厳正な口調でジルガは言った。グレンはその場に跪いた。
「ありがたき幸せ。このグレン=シュバルツ。必ずやマイルス様をお守りします」
そう述べたのであった。
グレン=シュバルツ
種族・黒猫獣人
年齢・15歳
職業・魔法剣士
レベル・58
能力・剣術、雷魔法、炎魔法、水魔法、風魔法、土魔法、無属性魔法、言語理解、鑑定、ステータス隠蔽、物質物錬成能力、物質物付属能力、飛行猫LvMAX、音速猫LvMAX、分身猫Lv1、変身猫、???、超感知能力、完全精神耐性、超回復力、世界の知識、痛覚無効。
称号・異世界の勇者、神の加護を受けし者、偉大なる捻くれ者、駆け出しの冒険者、覚悟を決めし者、エルディア王国男爵、マイルスを守る者。
体力・349129
知力・236548
魔力・430196
精神力・121940
身体力・549831
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