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黒猫の騎士  作者: 黒猫キッド
第一部・クーデター編
66/77

66・愛情

 アカンなぁ…今回の話警告くるかも…来たら書き直しますさかい…

 それから暫くの時間が経った。

「…落ち着いた?」

「うん…ありがとう」

「それは良かった…ところで…」

 マイルスが悪戯っぽい笑みを浮かべる。

「ボクの胸は…結構気持ちいい?」

「!?」

 慌ててマイルスから離れるグレン

「いやあのゴメン! 別にそんなつもりじゃなかったんだ!」

 先程までの事が嘘の様に、グレンはテンパって弁明する。

 そんなグレンにマイルスはクスクスと笑った。

「良いよ気にしないで…グレンなら構わないし…」

「えっ、それってどういう事…?」

 疑問に思うグレン。そのグレンに近付くマイルス。

「こういう事…だよ…」

 マイルスが呟いた瞬間、マイルスの顔が近づき、グレンの唇に柔らかい感触を感じた。

「?…!!!!!!」

 一瞬何が起きたか分からなかったグレンだが、理解すると同時に顔が赤くなり体温が急上昇した。

 マイルスがグレンにキスをしているのだった。

 マイルスはそのままグレンの手を引いて、ベッドの方へと向かった。ベットの脇に着くと、グレンを優しくベッドに押し倒し、同時に唇も離れた。グレンは仰向けにベッドに倒れ込んだ。

「はあ…はあ…」

 息を切らしているグレン、マイルスも同じく息を切らしていたが、気にせずにグレンの腰の夜月に手を掛ける。

「ま…待ってマイルス…夜月は僕しか持てない…」

 夜月の制約を理解しているグレンは、マイルスを止めようとするが…何事も無かったかの様に夜月を鞘ごと引き抜いた。

『何で…あ、そうか…夜月は僕が『心を許した相手』なら、持つことが出来るんだ』

 正確な情報を思い出し、グレンは一人納得する。

「グレンの大切な武器だけど…今は要らないよね…」

 そう言うとマイルスは、夜月をベッドの脇に置いた。

「マ、マイルス…何する気…」

「…分かってるでしょ? グレン」

「いや待って!? 僕らそういう関係じゃないし」

「でもグレンは…ボクの事好きなんでしょ? ボクも好きだから…構わないよ…」

「マイルス…」

 マイルスの想いを受け止め、グレンは決心する。

「分かった…おいで」

 グレンが言うと、マイルスははにかんだ笑みを浮かべながら、グレンに体を重ねた。


※          ※


「!」

 ふと夜中に目を覚ますグレン。その姿はアイテムボックスの首輪以外、一糸纏っておらず、生まれたままの姿だった。

 アイテムボックスからスマホを取り出して時間を見ると、夜中の二時であった。

『そういえば、この部屋って浴室と隣接しているんだよなぁ…ちょっと借りるかな…』

 そう思いグレンは、ベッドから出ようとした。しかし腹部に何か巻き付いている感触を感じた。

「!」

 振り返って見て見ると、其処には同じく一糸纏わっていないマイルスが、眠りながらグレンを抱き締めていた。

「……」

 グレンは優しく微笑みながら、マイルスの腕を外して、マイルスを起こさない様に浴室へと向かった。


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