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黒猫の騎士  作者: 黒猫キッド
第一部・クーデター編
56/77

56・クーデター 3 


 その頃城の会議室では、ジルガが騎士から報告を受けていた。

「話によれば、謀反を起こしているルカナスの軍勢は全体の半分みたいだが、現状ではどれくらい制圧出来ている?」

「はっ、ロイナス様率いる第一軍とライン様率いる第三軍のご活躍により、70%程制圧に成功しているそうです」

「そうか。ルカナスは発見次第、殺さずに拘束しろ! 今回の事で色々聞きたいからな…」

「畏まりました!」

 そう告げると、騎士は会議室を出ていった。

「何とか治まりそうだが、ルカナスの奴、何でこんな事を…!」

 独り言を呟いていたジルガは、ある事を思い出した。

「そういえば、マイルスの奴。今日は孤児院に行く日だったけど、まだ行っていないか?」

 ジルガはマイルスの所に行こうとし、会議室を出ようとした。その時…

「陛下!?」

と、突然会議室に飛び込んでくる存在が居た。ラインであった。

「どうした、ライン」

「御無礼をお許し下さい。これを、我が軍の兵士が発見しました」

 そう言って差し出したのは、マイルスの杖だった。

「これはアイツの…まさか」

「恐らく姫様は…ルカナスの手の者に捕まったかと…」

 大事にしていた杖を、マイルスが道に何かに置いていくはずもなく、ラインはそう意見した。

「くっそぉ! 全軍に告げろ! 何としてもルカナスを探し出し、マイルスを救出しろと!」

「はっ!」

 ラインは命令を受けると、素早く行動に移した。残ったジルガは呟いた。

「すまないマイルス。俺も探しに行きたいが、俺は王として此処に残らなければならない…」

 自らの立場を羨んだジルガであった。


※            ※


「うぉら!」

「ぐわぁ!」

 ロイナスが居る場所の最後の兵士が倒された。

「これで最後か…負傷者や戦死者は居るか?」

 ロイナスが辺りを見回すと、負傷者居る様だが戦死者は殆ど見当たらなかった。

「よし、ルカナスを探すぞ!」

 そう言った時だった。

「ロイナス様―!」

 其処に一人の兵士が走って来た。

「どうした!?」

「こ、こちらへ来て下さい!」

 兵士に案内されて、一本の道へとやって来た。其処には…

「こ、こいつは…」

 其処には、斬殺されたとらしき、無数の兵士や騎士の死体が転がっていた。

「調べてみると、この兵士や騎士達は、第四軍の者達の様です」

「何?」

 兵士の言葉を受けて、ロイナスは死体を調べてみる。

「これは…剣で受けた様な傷だが、俺達が持っているのとは刃の形状が違う…魔法でもないみたいだし…誰かこいつらを倒したか?」

 ロイナスが兵士や騎士達に尋ねるが、全員が首を横に振った。

「何者だ? こいつらを殺したのは?」

 少なくとも第三者の存在を感じ取った、ロイナスであった。



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