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黒猫の騎士  作者: 黒猫キッド
第一部・クーデター編
37/77

37・ウサギさんは黒猫さんの強さを見る

 ライン視点ですわ

 時は少し遡り、ラインはグレンの行方を追っていた。その途中ラインは、ロイナスが居る詰め所に情報が無いか立ち寄ったが、情報処かグレンの事を言うと、こんな事を言われた。

『あの黒猫のガキ見つけたら、必ず俺の所に連れてこい! ふざけた真似した事を後悔させてやる!!!』

 あまりのロイナスの剣幕に、ラインは押されつつも、(マイ)(ルス)がグレンの事を気になっている事は伝えずに、とりあえず承諾をしてその場から去った。

「…一体何をやったんだ彼は、ロイナスは怒りやすいが、あそこまで怒るのは珍しいぞ…」

 先程見た同僚を思い出しつつも、グレンが行きそうな所を思案する。

「姫様から得た情報では、彼は冒険者になりたがっていた…冒険者ギルドに行ってみるか…」

 ラインはギルドの方へと足を進めた。

 ギルドに近付くにつれて、ラインの長い耳に歓声が届いた。

「何だ?」

 ラインはギルドへの足を速める。やがてギルドの前まで来ると、謎の人だかりが出来ており、その中心からは戦闘音の様な音が聞こえた。

「すまない。通してほしい」

 ラインが断りを入れると、群衆はラインの存在に気付き、道を開けていく。開からせた先の光景に、ラインは目を見張った。

 戦闘力が皆無である筈の猫獣人が、冒険者相手の攻撃をいとも簡単に避けていたからだ。そしてその猫獣人は自分が探していた、黒猫獣人のグレンであった。

 やがて体力が尽きかけた冒険者に、グレンが言った。

「じゃあそろそろ、終わらすけど良いね」

「ッッ!!! ふっざけんなぁぁぁ!!!」

 Aが武器を投げ捨てて、グレンに殴り掛かってきた。

 グレンは其れを軽く避けると、拳をAの胸元に打ち込んだ。打ち込まれたAはもんどり打ちながら倒れ込んだ。

 それを見たBとCが飛び掛かってくるが、グレンはそれに冷静に対処した。

 Bに対しては、後ろに下がって攻撃を避けて、回り蹴りをBの首に叩き込み気絶させ、Cに対しては攻撃を避けた後、Cの背後に回り込んで抱え込み、そして…

「おらぁ!!!」

 そのまま後ろにブリッジをして、頭から地面に叩き込んだ。

「……」

 グレンの立ち回りに、ラインは言葉を失った。

「あらら…スケ○ヨみたい」

 上半身が埋もれ、Vの字に足を開いているCに対して、グレンは謎の感想を述べた。

「じゃあ約束どおり、あんた達の武器は頂いてくね」

 グレンは気絶した三人の返事を待たずに、落ちている武器を手に取った。すると、グレンの手にあった武器が、一瞬の内に消えてしまい、辺りは騒然となった。

『何だ? 何処に消えたんだ!? 確かロイナスも、彼が持っている細長い剣が、突然消えたと言っていたが…』

 そう考えている内に、グレンは武器を全て消してしまった。

「さてと、登録にも行こうか…な…」

 何気に群衆の周りを見回した時…ラインとグレンは目が合った。

「あっ…やべぇ…詰んだ?…」

 ポツリと言ったグレンだった。



 今回ラストの方、前話の文章をコピペしたので、同じ様な文章になってますわ。ホンマ堪忍…あ、でも一部は変えましたわ。

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