表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
黒猫の騎士  作者: 黒猫キッド
第一部・クーデター編
35/77

35・黒猫無双 1

 数分後、ギルド前には人だかりが出来ており、その中心にはグレンと、武器を構えた冒険者A・B・Cが居た。

 冒険者Aの武器はロングソードで、Bの武器はバトルアックスであり、Cの武器は槍であった。

『全員接近戦タイプか…中距離、遠距離攻撃の敵と遭遇したらどうするんだ? 見たところ魔法は使えそうに思えないし…』

『恐らく、その様な敵と戦闘を行う場合は、臨時のパーティを組むか、戦闘離脱すると思われます』

 グレンの疑問にリアが答える。

『それにしても決闘か…喧嘩なら小学生の時、よく琉季を守ってやったけど…遥人と一緒に十人の上級生とやり合ったっけな…まっ、今は思い出に浸るより…』

 鞘から夜月を抜くグレン。

「この決闘に勝つ方が大事だね」

 夜月を構えながら言うグレンであった。

「へっ…余裕ぶっこいて、少し痛い目に合わなきゃ分からねぇようだな、子猫ちゃん?」

と、冒険者Aは挑発する様に言うが、グレンはどこ吹く風といった感じに返した。

「御託は良いからさ…早くしてくれない? こっちはあんた達に付き合ってるだけなんだからさ」

「ッッ!!! ぶっ殺す!」

 逆上したAが、ロングソードを構えながら走って来た。その動きを見てグレンは思った。

『…遅い』

 グレンが思うと同時に、Aが切りかかってくるが、グレンはそれを軽々と避ける。

『何だ? ゴブリンより若干速い程度じゃないか…リア、こいつらのランクってどれ位?』

 あまりの動きの遅さに、グレンはAの冒険者ランクが気になった。

『三人ともEランクです。因みに最低ランクはFです』

『何だ威張ってた割には、下から二番目…ブービーじゃないか…』

 そんな風に思いながら、グレンは徐に夜月を鞘にしまった。

「はぁ?」

 A達はその行動を不思議そうに見た。

「あんまりにも遅いからハンデあげる…僕は武器を使わないし、三分間攻撃もしない…」

「…んだと!?」

 つまらなそうに言うグレンに、Aは激怒して再び切りかかってきた。

『今の言葉でキレるなよ…単細胞か…』

 内心呆れながら、グレンはAの攻撃を避け続ける。実を言えば、グレンの着ている武道着なら、これくらいの攻撃は余裕で防げるが、今はまだ自身の作成した武道着のチートを見せたくなく、ただひたすら避け続けた。その内傍観していたBとCも攻撃に加わってきたが、グレンは全く動じることもなく、宣言通りに攻撃を行わずに、避け続けるのであった。


 ぶっちゃけ言うと、グレンは人間だった時から、喧嘩がめっちゃ強いんやで!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ