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黒猫の騎士  作者: 黒猫キッド
第一部・クーデター編
25/77

25・聴取と報酬と捻くれ行為 4

PV3000突破! ほんまにおおきに

暫くして、ロイナスがグレンに関する報告書を書いていると、部屋の扉をノックする音が響いた。

「失礼します。ロイナス団長」

「何だ?」

 ロイナスが書類から顔を上げると、其処には一人の兵士が立っており、その手には見覚えがある袋が握られていた。

「! おい、その袋どうした?」

 ロイナスが尋ねると、兵士は気まずそうな表情を浮かべた。

「それが…」

 兵士は経緯を話し始めた。


※           ※


 それは、この兵士が街中を巡回していた時であり、建物と建物の間の路地に差し掛かった時であった。

 突然強い力で後ろから引っ張られて、路地に引き込まれた。兵士は腰に帯びていた剣を抜こうとしたが、それより早くに、兵士の首筋に冷たい刃が当てられる。

「おっと動くな…もしその剣を抜いたら…恐ろしい思いをする事になるよ…」

 兵士の背後から、少年の有無言わせない声が聞こえた。

「ちょっと頼み事をお願いしたいんだ。この袋をロイナスという狼の騎士に渡してくれれば良い…」

 そう言いながら兵士の背後の主は、刃とは反対側から小さな袋を渡した。

「受け取ったら、暫く其処に居て…十秒くらいかな…それじゃあお願いね…」

 そう言うと声の主は、兵士の首筋から刃を引いた。やがて声の主の気配が無くなると、兵士はロイナスが居る詰所へと足を進めた。


※           ※


「……」

 兵士から話を聞き終えたロイナスは、苦々しい表情を浮かべていた。

「あぁんのクソガキ…なんちゅう捻くれた性格をしているんだ…」

 何処かに行ってしまった声の主=グレンに対して、悪態をつくロイナスであった。



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