始まりの日
「ねぇ、おっちゃん。昔の事教えて?」
ベルの唐突な質問に
「なんだ突然。」
と聞いた。
「だって、おっちゃんの事全くしらないから。」
「こんなおっさんの知ってどうすんだか。まあ、暇つぶしにはいいか。ちょっと長いぞベル。」
目を輝かせながら言った。
「うん!」
昔の事をゆっくり話し始めた。
「おっちゃんの生まれはカナリア村ってところでなぁ、普通に育っていったよ。10歳の時に騎士団が村に攻めてきたんだ。」
―――――60年前・カナリア村――――――――――――――――
騎士団の団長らしき人が馬から下りた。
「私は団長ジューダス。のこの村を終わらせに来た。」
「ははは・・・。騎士様ご冗談を言わないでください。」
ジューダスは、声を大きく笑った。
「ははははははははは、冗談か!・・・・・・冗談ではないぞ。者共、皆殺しにしろぉ!」
「「「おおーーー!」」」
「いやぁぁぁ!止めてください!」
「ぎゃぁぁぁぁ!・・・一体私達が何したと言うんです!」
「ぐあぁぁぁぁぁ!子供だけはー・・・・・・!」
「助けて、お父さん、お母さん!」
いろんな所で悲鳴が聞こえた。
数分で村が壊滅状態になった。
「・・・・・・父ちゃん・・・!」
「大丈夫だ。まだ見つかってない。」
父親の行くぞと言う言葉にうなずいた。
ぱき
枝の折れる音がした。
「なんかいるのか?」
騎士が近くにいた。
「父ちゃん・・・!」
「まだ急げば大丈夫だ!」
うなずこうとした時父親が倒れた。
「まだいたのか。」
父親は騎士に矢で打たれた。
「父ちゃん・・・!!」
「・・・に・・・逃げろ。ニース」
父親を殺した騎士は、笑いながら言った。
「きゃははは!13匹目だ!」
その時、ニースに変化があった。
「ははは・・・ははははは、あははははははははは!」
「な・・・なんなんだ一体。」
『我は、破壊しかもたらさず、全て命は等しく無に返す。』
その日、騎士団200名はこの世から姿を消した。
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