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美女が野獣  作者: 秋葉竹
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けもの Ⅰ (道化)

道化あそびをしようと生まれてきたけど

恋は人をバカにするし愛で人って光堕ちするよね


けもの Ⅰ (道化)


誰がこんな みにくいこころを持った私を

愛してくれるのか?


ふみつけられた苦しみ 砂利噛んで飲み込んで

心で泣いてた悲しみ けして涙にしないと一点にらみつけ

ひとよ あくいがいいのみしってたのしいことなんて

なかったような 高い空

自分が一番かわいいこころねは どんな

よろこびもみのがし

駄目なのに 知っているのに

人がうらやましくて 憎んでしまう 消えてしまえとまで

手に入らないものを持った人を すべからく ねたんでしまう

ああ、そうなんだ

かんたんにシアワセになんて

なれやしないんだそんなこと

もっとむかしから知っていたよね


それでも いいと思って 時が流れた

ただただ 悪いのは自分じゃないと言いきかす心も流れた

折れやすいこころの やわさ よわさを

ひとよのせいにして

いじましくも 自分を騙すことだけ器用なずぶぬれは

かなしみの涙こらえる けなげな自分を

美しい はかなげな幼虫 力もなく 今にも食べられそう

青く清い この身がうとましい そんな

希望をなくした あわれな者ひとりきり とか


誰が こんなみにくいこころを持った私を

愛してくれるのか?


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