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06.翼



 どこまでも広がる大空を、今日も彼は飛ぶ。

 日の光をあびて輝く真白い翼を羽ばたかせて。


「やあ、今日はどこまで?」


 仕事仲間が並んで飛びながら、声をかけてくる。

 鮮やかな緑色の翼は、芽吹いたばかりの双葉を思わせた。


「海と二つの山の向こうさ」

「そりゃあ大変だ」

「腕が鳴るよ」


 彼は朗らかに笑う。


「想いは早く届けた分、伝わるものだからね」


 荷が重ければ重いほど、彼の翼は力強く羽ばたく。

 込められた大切な想いのために。






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