6/57
06.翼
どこまでも広がる大空を、今日も彼は飛ぶ。
日の光をあびて輝く真白い翼を羽ばたかせて。
「やあ、今日はどこまで?」
仕事仲間が並んで飛びながら、声をかけてくる。
鮮やかな緑色の翼は、芽吹いたばかりの双葉を思わせた。
「海と二つの山の向こうさ」
「そりゃあ大変だ」
「腕が鳴るよ」
彼は朗らかに笑う。
「想いは早く届けた分、伝わるものだからね」
荷が重ければ重いほど、彼の翼は力強く羽ばたく。
込められた大切な想いのために。
どこまでも広がる大空を、今日も彼は飛ぶ。
日の光をあびて輝く真白い翼を羽ばたかせて。
「やあ、今日はどこまで?」
仕事仲間が並んで飛びながら、声をかけてくる。
鮮やかな緑色の翼は、芽吹いたばかりの双葉を思わせた。
「海と二つの山の向こうさ」
「そりゃあ大変だ」
「腕が鳴るよ」
彼は朗らかに笑う。
「想いは早く届けた分、伝わるものだからね」
荷が重ければ重いほど、彼の翼は力強く羽ばたく。
込められた大切な想いのために。
特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。
この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。