表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
6/6

最終章 人になりたい

°˖✧◝今作最終です◜✧˖°

今作がエピローグ、最終章になるかと思います(^▽^)/でも、打ちきりじゃ無くて、番外編みたいな、第五章(前回作)でちょっと触れている葵の過去について若干描きたいなと思っています。

プロットに無理矢理ねじ込んだ形になっているので、五章の中では書けなかったのですが、別でだったらかけるかなあと思っています。

ぎゅうぎゅうになってしまったので変な終わり方になるかもしれません。(もしかしたら、余韻の関係で打ち切らせてもらうかもしれません)余韻を楽しみたいという方は番外編はお読みにならないことをおススメします(こちらも近日公開できるかと思います)

”人は、苦しいを嫌がる。”

”人は、楽へと逃げる”

”天国と地獄のような設定で、それは存在する”

”人は、楽へと逃げた人を、まるで自分が()()()()()()苦しいに挑み、頑張ってきたように、下に見る”

”人は、分かっている”

”楽へ逃げることが結局は自分のためでないことも”

”楽へ逃げることは一時の”現実回避”でしかないことも”

”弱さも、脆さも”

”強さも、丈夫さも”

”全て愛すことを、愛してくれる人を愛すことを”

”人は愛と呼び、喜びというのでしょう”

―この膨大なSNS社会において、フォロワーという物はその全てを制す。

この欲求と自己肯定に溢れた世界において、いいねが欲しい、コメントが欲しい、フォロワーが欲しい何てものは当たり前のように条件にあり、前提にある。

それは、会員登録をする際、メールアドレスを入れたり何なりし、読まれもしない個人情報についてに同意、そしてその欲求に浸り、「自分が認められている」という感情に浸りつくす。

この同意は、「自己肯定と欲求に同意する」ことでもある。

ただ、このような持論には例外が常に存在する。

―純情で居続けることは、人になること

純粋に、ただ、人のためになりたいという変わった理由でSNSに触れ始める人が居る。

自分の感じた純情を届ける人。

アイコンは初期画像だし、自己紹介もないし、ユーザー名も意味のない英語が並んでいるような。

そんな人はフォロワーもいなくて、フォローしている人もいない。

でも、それは誰かを尊敬していないわけじゃなくて、単に純情を届ける目的以外にSNSを利用していないから。

閲覧数がたまに1や2がつくだけの、いいねもコメントもないそんな投稿。

でも、その投稿たちを見つめる度に、人になることを学ぶ。

―楽へ逃げることは一時の”現実回避”でしかないことも

君の名前は分からないけど、でも、ありがとう。

いいねはつけない。保存もしない。君の求めてる事じゃないから。

人のためになりたい人に、一番してあげると喜ぶことを僕は知っていた。

僕が、人のために、動くこと。

―弱さも、脆さも

何の靴を履いてるかとかはどうでもいいから、早く。

―強さも、丈夫さも

待ちきれなくて、階段を駆け下りる。

―全て愛すことを

落ちているぬいぐるみを拾い、交差点を走り、汗を拭う。

―愛してくれる人を愛すことを

どこを走ってるかも分かんなくて、ただ、君の優しいその背中を見るために、君を追いかけます。

―人は愛と呼び

「音暖さん!」

「飛山、くん、、?」

―喜びというのでしょう

「あの、もう一度、飛山くんと、仲良くしてくれませんか」

「音暖さんで、良ければ」

人に救われ、そして人を救う。

そんなサイクルを繰り返しているうちに、人は、人になる。

人に向き合い、人を愛することで、人は、人になる。

人を幸せにして、人を喜ばせることで、人は人になる。

人は、人と人が支えあって、人と言う字が完成しているように。

その支えあうその相手を。

君にしてもいいですか。

「飛山、くん」

「音暖さん、どうした?」

「あの、自販機にレモネード、売ってた、あったかいやつ」

「何か、僕らみたいだな。」

「え?」

「空気と秘密の化学反応っていうか」

「でもさ、私達案外一緒なのかもだよ」

「ん?」

「人になる前に、出会って、一緒に人になる。」

「確かにな。」

このちょっとした空白も、このちょっとした沈黙も愛せるようになるのだろうか。

いや、違うな。

一緒になっていくんだ。人になるために。

恋レモの中では、かなり短いお話となってしまいました。

その後を描くことも考えたのですが、飛山の回想をたっぷり1483字に込めました。

(ですのでほとんどが飛山の回想になっているかと思います)

前途したように、(前書きを読んでない方は前書きを先にお読みください)番外編を書くつもりなので、最終とはいえ、打ち切りにはなりません(ええ???

短くなるかもしれないですけど(2000文字ぐらいで書きたいと思ってます)飛山の過去をざっくり書かせて頂きます。

十分最終章を読んでからでも感動できると思うので、是非読んで頂きたいです(^▽^)/

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ