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しばらくは 壕の上なる 月夜かな
松尾芭蕉は「しばらくは 花の上なる 月夜かな」と詠んだ。しかし、瓦礫の下の壕で夜を明かす人々もいる。
なんと、日本は平和なんだろう。これが、核の傘によるお蔭だという人も多い。しかし、それだけではあるまい。それなら地球には核保有国しか残らない。アメリカが日本を吸収してしまえばいい。しかし、日本人をアメリカ人にしたくない人たちがいる。その根源は人種差別なのだが、皮肉なことにそのお陰で、吸収されずに済んでいる。
かつての日本がアジア圏を支配していく時も、彼らを日本人とは呼ばなかったことで明白だ。
人種差別はやめようと言っている人たちは、人種差別によって自国の独立が保たれているということも考える必要があるだろう。




