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スランプとは 意識することと 見つけたり
役者やスポーツ選手など、出たてのころは好印象だったのに、あるところから何かが鼻に付くようになる。
かれらの行動は、最初は無意識で行っていることが多い。特に基礎を知らないうちに人気が出るのは、自然体が好印象だからだ。片手間ならそれでもいいが、本業にしようとすると、あれこれ考え初め不自然になる。これが、違和感であり、スランプの元になる。
スランプに陥るのは、基礎が不足しているからだ。一般人も同じ。知識のない仕事が来れば、何から始めればいいのかわからない。そこで、自分の無知をしるのである。この無知を楽しめればいい。ただ、ほとんど人が、知識を身につける時間がない。
仕事の相談が来た時点で、調査を始める。この段階では時間に余裕がある。キャンセルになっても、知識は無駄にはならない。仕事が決まった時には、十分な知識なり、その道筋なりがわかっている。これが、無知を楽しむこと。時間に追われれば、どこかで割り切ってしまう。時間があれば、とことん調べることができる。
アーティストたちの休業宣言とは、そのようなものなのだろう。




