652/689
大屋根を 文化といわない 宮大工
日本の伝統工芸とはとても呼べないほどの大屋根リング。どこぞの建築家ではなく、宮大工にさせればよかった。
木材にしても、腐食しない方法をいくつも知ってる。柿渋、弁柄・・・。
古来より水辺に建てたものも存在する。
もともと、やっつけ仕事のものは、保存がきかない。宮大工はただでさえ人手が足りない。仕事を増やしたくないものだ。しかし、工務店は仕事を増やしたい。濡れ手に粟のメンテナンスならなおさらだ。
そもそもが、作ったところは保守を考えない。それは企業が違うから。宮大工は同じところ、あるいは仲間が受け持つので保守も考える。メンテナンスできない建築は恥である。
日本のおもてなしというのは、接待ではない。裏方である。気づかれない気遣い。でなければ、相手も気疲れしてしまう。




