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伊勢講や 送り出したる ご利益よ

 かつては、伊瀬参りや富士登山に皆がいけるわけではなかった。そのため、講によって集めた資金で代表者をお送り出した。それが徳としてご利益になる。


 年金にしろ、退職金にしろ、何が何でも元を取ろうというのは、共済の趣旨に反している。元々、共済というのは元が取れない。いいときもあれば、悪いときもある。しかも、自分が儲けているということは、誰かが損をしている。だから、富というのはみんなで分かち合おうという趣旨だ。


 損をしたくないというなら、共済や年金に入らなければいい。入っておいて愚痴るのはおかしい。もし、知らなかったというなら、勉強不足だ。己の無知を恨めばいい。


 いつから、日本人はそんな狭い了見になってしまったのか。きっと、海外で暮らす連中の悪知恵だ。国民共同生活というのは、日本の文化であり、知恵である。それを自ら捨てるなら、その輪から出て行けばいい。日本人に生まれて、その恵みを享受しようというなら、それなりの責任を果たす必要はあるだろう。


 国に守ってもらって稼いでるなら、税金もしかたないだろう。税金を払いたくないというなら、国の庇護を受けないでやっていってもらおうじゃないか。それで、国民が買ってくれなくても、文句を言うなよ。

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