君たちに オラの20年の 価値あるか
メディアでは出生率低下の要因に関してきれいごとしか言わない。増えてる地域と減っている地域の暮らしを比べれば、だれでもすぐにわかることなのに。
減るのは、裕福な地域。減るのは貧困の地域。この現象は、今までのメディアの説明では矛盾する。唯一明確な差は、子供たちは労働力になっているかどうかだ。
かつての日本の農村部で、なぜ子供たちが多かったかと言えば、労働力が必要だったからだ。それは、大人ではなく、むしろ子供のほうが好まれた。子どのほうが省エネである。だから、ある程度大きくなると、町へ出て稼ぐ。
子供一人に20年、二人で25年と考えると、それだけの自分の人生の価値に見合うかということになる。経済しかり、精神的なこともしかり。見合う価値を見出せた人は、子供を育てるだろう。しかし、多くの日本人が価値を見出せないでいる。
一方、企業も、若いほど安価で使える。だから、同じ内容でも、労働力としては、老人より若者、あるいは子供のほうがありがたいのである。だから、ことさらに労働力不足と騒ぐ。労働力だけなら、老人が余ってる。だが、企業は労働力とみなさない。一種の詐欺だ。米と同じで余っていても、足りないといい続ける連中にそっくりではないか。
これからは、誰が嘘吐きなのかを見極める力が必要だ。




