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餌食べし 動物食らうは それ以下か

 古い米が動物の餌なら、それを食らう動物を餌とする人間は、さらに低俗な種ということだろうか。

 世の中には、いまだに人間が一番と思ってる輩がいるということだ。


 泥水をすする人間を見下す。つまり、低質なものを食らうことは低質であるということだ。

 上質なものを食するものが尊敬されるなら、我々は、多くの動物に生かされている。ならば、彼らの命のほうが崇高だといっても過言ではあるまい。


 その動物が食らう餌なら、さらに上質だ。


 国民の生産物に対して、貴賤を決めるなど、それこそ国賊というものだ。国民を敬っていないものの所業である。所詮政治屋。


 備蓄米が10t単位での購入で、不平不満を言っている小売りも、また同じだ。国を憂う志がない、単なる商売人。志あるものたちは、「これは商売ではない、人助けだ」と語る。しかし、商売人はそんな気はない。客を気遣うふりをして、己の店のことしか心配していない。


 地方へ行けば、コスト度外視の定食屋などがある。かれらは、店ではなく客のために続ける。誰もしてくれないから自分がする。他者がやってくれるなら、いつでも身を引くだろう。これはもはや商売ではない。人助けである。


 世の中のために、何ができるかを考えない商売人は、備蓄米に手を出すべきではない。

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