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つむじ風 逃げれば追うは 世の情け

 悪口造語はある。それを誹謗中傷と捕らえるかは受け手しだいだ。


 悪口をいなそうと及び腰になれば、相手はつけ込んでくる。やさしい言葉で返せば、改心するということはない。


 自分のやりたいことが明確になっていない人間の言動はたたかれれやすい。明確でもやってることが違うのも同じだ。


「こいつは他人の言動を気にしている」

 こう思われれば、いくらでも介入してくる。それを、やんわり返しても、

「ほら、気にして反応した」

 と思われるだけだ。無視したくなければ、安易に迎合せず、自身の信念を表明しつづければいい。

「こいつには何を言っても無駄だ」

 そう思ってくれればしめたもの。


 自分も暇ではないが、相手も暇ではない。楽しくなければ手を引く。


 叩かれる人は、もしかして自分のために情報を発信していないだろうか。まだ見ぬ他者の役に立てばと発信していれば、書かれた悪口雑言もその他者の役に立つのかもしれない。


 その言葉の真意は、自分への誹謗中傷ではなく、自分と同じく読者へのアドバイスなのかもしれない。相手の言葉の奥にはきっと別の感情があるのではないだろうか。そこには彼を突き動かすだけのそれなりの正義があるはずだ。とても、はた迷惑かもしれないが。


 例えばダイエット報告への苦言は、「他人の目を気にせず自分らしく生きたほうがいい」という思いがあるのかもしれない。

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