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田植えする 消え物農政 公共事業
かつて、箱物公共事業と批判されてきたが、古来より日本人は、消え物を作ることで仕事を作ってきた。
箱物の成功例はピラミッドだろう。が、あれは箱物ではなく、箱物を利用し居た観光業だから成功している。日本は、武士だろうが農作に従事させることで、仕事を確保してきた。これが、消え物行政である。
これは、とても優れている。消費が続けば、生産は減らす必要がない。飽和しないから、持続可能なのである。
このことは石破が一番知っている。政治家にとって、もっとも大事なことは食の確保ではなく、仕事の確保なのだから。票田とか揶揄する輩もいるが、その前に、どうしてこの狭い日本でこれだけの雇用が支えられているかを考えて欲しい。
大企業が倒産すれば、失業者であふれる。小さな個人経営であれば、大量の失業者を生むことはない。食を守る前に、職を守ることが日本の政治にとって最も大事な価値観なのである。




