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不安は行動に 安心は怠惰に

 人間の原動力は快楽だといわれる。しかし、本当にそうだろうか。


 快楽とは安心だ。安全な場所から出ようとするだろうか。

 本当は不安が、人を動かすのではないだろうか。


 快楽を求めるとは、快楽が得られない不安である。

 子供のことが心配だから、そばに居る。心配は不安の元だ。


 人は悩む。むしろ不安がなくなったら、生きていく意味がなくなる。生きていくということは、不安を乗り越えることに他ならない。

 不安を解消できなくなるとどうなるか。進めないか、自暴自棄になるか。


 さて、不安の先には、別の不安がある。それを知った上でも、乗り越えねばならない。

 ひとつは、不安を楽しむことだ。学者や技術者が未知のものに挑戦する。スポーツ選手が新しい技に挑戦する。すべて、不安を楽しみに変えているのだ。


 出来ない人はどうする。それは、不安の原因がわかってない人だ。不安をしゃべる。しゃべることで、何が原因かに気付く。間違った原因にいくら対策しても、心は満たされない。正しい原因に対応してこそ解消される。


 教わるのではなく、気付くことが大事だ。真の原因は、他人には決して見えない。本人の納得が必要だ。対処されたことが理解できないかぎり、不安は続く。


 対話相手は人間とは限らない。体かもしれないし、動物かもしれない。自問自答でしか答えは見つからない。話し相手はそのためのツールであって、先生ではない。だから、無機物だっていい。仏像などはその典型だろう。


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