急造の 兵は空ろ 兵馬俑
現在の侵攻軍は中身の無い、人形と同じである。だが、権力を誇示し、威圧するには十分だ。今ならば、まだロシア国民が指導者の非を認め謝罪すれば、関係は修復されよう。だが、軍が大量殺りくを始めてしまったら、未来永劫、ウクライナの人々はロシア国民を許さないだろう。
国と国民の意思がどんなに違っても、国民が国の体制を支えているのだ。いくら反戦デモをしようが、悪いが本気で止める気があるとは見えない。ウクライナの人々がロシア兵に同情しているうちに止めなければ、プーチンだけの問題ではなくなる。
日本人は、原爆を落としたアメリカ人を本気では許してない。どんなに個人が間違いだと叫んでも、不信感は政府ではなくアメリカ人に向いている。彼らは、本土に被害が及べば豹変する。普段は人道を唱えているが、いざとなれば自国の民以外は虫けら以下と考えることができるのだ。
これは、理性ではない。宗教であり、文化である。
余談になるが、何年も前に、原発を占拠した未知の生物との戦いを描いた「白亜の獣」という小説がある。今頃、原発が脅しになると騒いでる連中は以下に想像力が欠如し、危機感の無いことか。




