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デジタル化 利用者に手間 押し付けろ
この国のデジタル化とは、役所の手間を利用者に押し付けているだけだ。
転入のためには、必ず1回は役所に行かなくてはならない。
「転出届を紙かマイナか、どちらで運びますか?」
表現は違うが、こんな感じ。
転出は行かなくてもいいと言われても、もともと転入側で転出処理もできるシステムなら変わらない。
出血樽。国民の血税でただ酒を飲んでいるようなもんだ。何の還元もないどころか、手間をすべて利用者に押し付けるシステム。
マイナポータルでといわれても、わかりづらい表現に構成。えらい手間がかかる。
システム設計をしているから、デジタル化の危険を誰よりも感じている。だから、デジタルは信用しない。詳しくなるほど、信用に値しないことが見えてくる。
現状の手順をそのままデジタル化することに無理がある。今の手順が最高だと思っている人間に、手順の変更はできない。デジタル化の根幹は、役人の手間を自動化することではない。利用者の手間を自動化することだ。
 




