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哀れ 我が世の春に 共犯と保身
仲居事件は、フジの元社員は明らかに共犯といっていいレベルだろう。経営も保身に走る中、彼も仲居という虎の力を手放すまいと保身にいそしむ。
慢心といえば聞こえがいいが、実態は違う。
彼らの言う、会社を組織を被害者を守るというのは、単なる言い訳で、そう信じたいだけ。本心は保身でしかない。どんな企業の経営者も、顧客や社員を守りたいと思うだろうが、それは本当に自分がやり続けなければならないことだろうか。
自分が今の地位を投げ出したくないから、頑張っているだけだ。安月給で使い捨てのような生活を強いてはいないだろうか。
野心と保身は一体である。保身が活力になていることは間違いない。問題は保身を貸し、善意で装うことではないだろうか。




