折々に ごまかし無しで かぶを上げ
歴代の首相は、他者のことは勿論だが、自分の素行についてもごまかしが絶えなかった。しかし、石破というのは、自分で決断できるものにをごまかそうとしない。それでも庶民にとっては、商品券も菓子折りもワイロにみえるが。
小数政権なので、他者が決めたもの、あるは他者のからむことについては、かなり慎重になっている。しかし、機を見て間違いを認める姿勢は、歴代の総理でも一番だろう。
「ぶれまくり」といわれるが、非を認めて正すのは「ぶれる」とは違う。彼の批判が高まってもすぐに収まるのはまさに人徳といったところか。
思考的に「古い」というのはいなめない。しかし、それを周囲がカバーできる間は、個人としての信望は失墜しないだろう。
安倍以降、家系のしがらみで失墜を恐れる首相が多かった。かれらの子供たちが官邸でパーティーなどと悪びれる様子も無くふざけているのが証拠だ。
「新らし」ければよいというものでもない。「古い知恵」と「新しい感性」を持つ政治家、あるいは政治集団が望まれているのだろう。石破自身の政権はそう長くはないだろう。しかし、石破系の政権が続くことは考えられる。
 




