秋雨や 棋士と代議士 先を読む
棋士はどれだけ先が読めるかが勝負を分ける。なぜか裏金代議士に悲壮感を感じない。かれらは、今回落選すれば禊が済んだとして、参議院戦に復帰するつもりなのだろう。
連中は一回で、罪が消えると思っている。ところが彼らのしてきた歳月を考えれば、百回落ちても清算できないだろう。二階は和歌山で落ちても、つぎどこかで復活するに違いない。
「優秀な子は企業し、馬鹿な子が地盤を次ぐ」といわれる。
民王では総理が他者と入れ替わった。石破も誰かと入れ替わってしまったのだろうか。それとも、あの人の霊が取りついたのか。
怒りの演技は、やさしい。今回は、あのちゃんは怒りまくっていただけだから、評判もよさそうだ。しかし、今後はそれだけではすまない。狂気というものが最も難しい。アニメでは目と口の描き方で表現できるが、人間の目は左右に広がらない。そこで視点をそらすには、どうしても上を向くことになる。歌舞伎は隈取と睨みの角度で視点を悟られにくくできる。あのと大橋は果たして狂気が演じられるように成長するだろうか。
今程度なら衆議院選の結果に関わらず、参議院戦までは石破内閣は続くだろう。なぜなら、自民党の理論では、総理が替わったら、また衆議院を解散しなきゃならなくなる。安倍のように体調問題にでもするか。
とにかく、やつは狸だ。選挙後は、また幻術を使ってくることだろう。




