僕のほとけ道２

出陣の 野盗も 狸に化かされて

　石破にまんまとはめられた野党は、分裂の危機だ。

「うそつき内閣」

　と叫んで、威勢のよかった野党も、石破の度重なる変節に、どこを攻めて良いのか苦慮している。

　選挙の時期は、決まった以上、文句を言っても無駄。公認問題も石破がぎりぎりで戻して、攻め筋が消えた。選挙のことしか攻めてこなかった野党は、急いで新たな攻撃目標を決めなくていけない。すでに、選挙の前哨戦は始まっている。野党は、すっかり出遅れた。

「スカスカ内閣」と揶揄していた自分達が「スカスカ野党」いや中身の無い「表紙野党」だったことに焦っている。

　石破にとって、真に怖いのは、麻生や安倍の残党だ。もともと野党など眼中にないのかもしれない。さすが田中角栄が見込んだ男である。今回はみごとに安倍の残党に一泡拭かせた。今後いつ麻生に切り込むかが見ものだ。

　河野が未だに麻生組なのかは、わからない。マイナ保険とワクチンのごり押し太郎が、麻生への切り札として使えるかどうか。高市も麻生がいなければ脅威ではない。

　選挙まではまだ間がある。これから、どんなイリュージョンが見れるか、ワクワクする。