ひな壇で 弱きを叩き 強きを演ず
バラエティー番組を見て「失礼な奴だ」と思うのは、大間違いだ。ほとんどは、製作側がタレントにお願いしている。なので出演者全員でグルと考えていい。事前に知らされていない人間もいるだろう。しかし、事後では製作指示だと理解している。でなければ、どんな無知な若手も、先輩に強弁などできない。
タレントの姿勢は、製作によって造られているし、編集によっても作りこまれているはずだ。
収録中に携帯操作も、そもそも指示がなければ携帯を持ち込まない。次の準備をしているのかもしれない。これも、後がカットになれば不自然な操作に見える。バラエティの逸話も、どこまで真実かは解らない。そもそもそんなに面白いことがあるわけがない。そのために、事前アンケートをとったり、打ち合わせをしたりしている。
なので、話半分どころか、話一割がいいところだろう。だから、製作にクレームをいうのはいいが、タレントにクレームをいうのはお門違いだ。タレントも事務所が強ければ、局に文句も言えるが、弱ければ泣き寝入り。タレント同士で注意しても、製作からいわれていれば是正できるわけもないし、そもそも面白味がなくなるからと、製作から口止めされているだろう。




