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思いやり 影から狙撃 重い槍

 日本の思いやり文化は、賞賛されてしかるべきものだと思うが、時には間違った方向に行くこともある。


「偽善的攻撃」


「被害者が可愛そうだ」という推測で、他者を攻撃する。被害者本人が言っているなら納得できるが、赤の他人が、真相もわからず非難を続けるのは、はたして思いやりなのだろうか。


 加害者に「重い十字架」ならぬ「重い槍」を突き立てていないだろうか。思いやりの本質は善意だが、そのためなら誰かに悪意を向けても構わないと、解釈していないだろうか。これすなわち「偽善」。


 日本の思いやり文化は他国との戦争によって、変えられていった。弱い日本は、ガンジーのように攻撃しないことが最大の防御だったはずだ。ところが、強い日本と鼓舞するために、攻撃は最大の防御と教わった。


 仏教にしろ、キリスト教にしろ、迫害を受けていた時期は、攻撃しないことが美徳だったが、権力をもつと反撃することが義務となってしまうのは、人間の性なのだろうか。

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