残業代 出せば呼ばれる 泥棒と
教員の実態を知らない連中が、残業を認めろと簡単にいう。教員の多くは、朝早くから遅くまでぎりぎり学校に居続ける。これは、子供の安全や、学校環境の整備のためだ。もし、残業時間を明確にしたら、長時間学校に居ることで、残業代泥棒といわれるだろう。しかし、定時に来て、定時に帰ったのでは、子供たちの安全や、緊急対応ができない。
言ってみれば、責任感から、企業の役職のように24時間対応をしているようなものだ。お陰で、子供たちは一人でも安全に学校に登校したり下校できる。もし、8時5時の定時しか学校に教師が居なかったら、共働きの親たちは帰宅後、学校に連絡することができなくなる。
親が8時5時の勤務なら学校は7時6時まで連絡できるようにして欲しいと思うだろう。これが、教師に残業がつけられない原因になっている。
公共機関は自分の勤務外にやっていて欲しい。これが、多くの国民の願いだ。そのため郵便局は夜間業務の窓口があるし、銀行はATMやオンラインになった。行政もやっとコンビニなど対応になった。しかし、学校はそうは行かない。
問題は残業代ではなく、残業をしなくていい組織にできるかである。




