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荒れる芸能界 キャラ売りの悲劇

 かつてTVでは役柄と役者自身を混同する現象があった。悪役は私生活でも悪人だと思われた。今では、多くの役者が台本にあわせて、演じているだけと解っている。そのため、「悪役」の俳優にとって誹謗中傷する言葉は賛辞にもなりうる。


 最初の悲劇は、レスラーだった。プロレスは台本がある。しかし、それを否定し続けた。「役」は演じているだけだ。しかし、彼らは、人前では常に「役」を演じなければならなかった。それでも、リングの上ならよかった。しかし、役者として出ていないTVでは、「役」としてみてもらえなかった。


 次の悲劇は、隠し撮りである。ドッキリなども、多くは本人承知だろう。いきなりドッキリを仕掛けられて、人間リアクションはとれない。パニックになって固まる。悲鳴を上げたり、走り回ったり。それで怪我すらしないんだから、めちゃくちゃ冷静じゃないか。そこでも、キャラとして演じている連中がいる。台本にそって演じているのに、流すほうは隠し撮りと言い張る。


 第三の悲劇は、フラット化。発している内容が「役」なのか「素」なのかわからない場の設定だ。多くの有名人は、SNSではキャラ売りのために「役」として出ているだろう。しかし、中には「役」が嫌で「素」でやっているものもいる。


 キャラ売りしたい事務所もわかるが、多くの場合は不幸にしかならない。芸能人自身があいまいな活動をする限り、キャラとのギャップで苦しみ続けることになる。

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